松之山・兎口に杢坂(もくさか)と呼ばれる地名があります。

今から500年ほど前、雪消えの松之山の村を大規模な地滑りが襲った。
村人は不安と恐怖の中でなすすべもなく話し合いを重ねていた。
古老から人杭を立ててはどうかと意見が出されたが、恐ろしさに
応ずるものはいなかった。古老は褌につぎはぎをした者が人杭になることを
提案し、自らつぎはぎの褌をして人柱となり村を救ったと伝えられている。
その人こそ杢兵衛であった。
村では杢兵衛を偲んでこの場所を杢坂と呼ぶようになったという。
杢坂の近くには、杢兵衛人柱之碑が建立され、杢蓮(こぶし)の木を植えて
その遺徳を後世に伝えています。
また、この伝説をもとに、防災講談「杢坂由来」が作られました。

所在地:十日町市松之山兎口

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