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湯山の松苧神社境内に、国指定天然記念物となった樹齢2000年の大ケヤキの御神木がありました。
平成8年に根元が老化し亀裂も入り倒木の危険が増した為、伐採。
跡地には記念碑が建立されています。碑の土台は幹の大きさを、周りに伏せてある石は根張りを表しており、幹の直径は3mもありました。この大ケヤキには、平安時代初期の征夷大将軍坂上田村麻呂が蝦夷征伐の途中に立ち寄り、愛馬をつないだという伝説が残されています。
なお、松之山公民館では、この大ケヤキで作られた「総玉杢の衝立」を見ることが出来ます。
また松苧神社境内には、石碑「松之山温泉記」がある。
(本文要約)「天下に名高い草津、熊野、有馬の温泉に匹敵するのが北越一の松之山温泉であり、諸方より大ぜいの浴客が訪れている。山美しく水清く山合いの村は平和でのどか、花咲き霧立つ様は仙人の住む地と思われる。しかし道中は危険で難所も多く、村民協議して石を起こし岩を砕いて湯山から湯本への道を整備した。
おかげで教養人なども多く訪れ、松之山温泉は益々有名になった。」

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