『松之山の観光名所』 本文へジャンプ


美人林(びじんばやし)

松口の丘陵に樹齢約80年ほどのブナの木が一面に生い茂っています。あまりにもブナの立ち姿が美しいことから「美人林」と呼ばれるようになったといわれています・・・。昭和初期、木炭にするため全て伐採され裸山になりました。ところがあるとき、この山のブナの若芽が一斉に生えだし、ブナ林が野鳥の生息地として見直され、美人林が保護されるようになりました。
(外気より気温が2℃低いと言われております)
住所:十日町市松之山松口

大厳寺高原(だいごんじこうげん)

天水山の中腹に広がる美しい草原が大厳寺高原です。緑あふれる高原には牧場があり、菖蒲池あり、四季折々の自然が訪れる人を楽しませてくれます。のんびりと点在する牧牛の群れ、野鳥の声を聞きながら遊歩道を散歩。初夏の高原は、自然散策を楽しむ人達が行き交います。夏は、コテージやバンガロー、テントが完備されたキャンプ場でアウトドアライフを楽しむ人達で賑わい、紅葉の季節は目を見張るほどの美しさ。大自然を満喫しにお越しください。 (住所:十日町市松之山天水越)
レストハウス希望館 TEL 025−596−2556
キャンプ場管理棟  TEL 025−596−2994
運営・管理 (有)ゆーまいはーと TEL 025−596−2402
エデンの花畑  

休耕田の棚田を利用した花畑です。季節折々に咲き誇る、目にも鮮やかなハーブと四季咲一年草、そしてめずらしい宿根草の花、花・・・。4ヘクタールの棚田に約200種10万本が万華鏡のように咲いています。自然と造形美、他にはないアートフルな花の園がお楽しみいただけます。
開館期間:6月中旬から11月降雪時まで     定休日:第1・第3水曜日(8月は無休)
開園時間:午前9時〜午後5時(入園は4時半まで)

入園料:大人400円、小・中学生300円
TEL:025−596−3350
 住所:十日町市松之山黒倉

大棟山美術博物館(だいとうざんびじゅつはくぶつかん)

平成元年、村山家三十一代の現当主が700年に近い歴史をもつ村山家旧宅と庭を博物館にしたものです。大棟山美術博物館の見所は村山家の歴史、伝統はもちろんの事現当主の叔父に当る「坂口安吾」の貴重な遺品や豪農の暮らしを伝える生活調度品、書画、陶芸品等の芸術作品も数多く展示されています。安吾はもともと松之山随一の旧家である村山家に叔母の貞と姉のセキが二代続けて嫁いでいたという縁で昭和5年から十三年にかけて頻繁に松之山を訪れていました。
TEL 025−596−2051 入館料:大人500円/小中高生300円  
時間:午前9時から午後5時 (冬期間休業) 住所:十日町市松之山

里山科学館「森の学校」キョロロ

2003年の大地の芸術祭作品。公募によって選ばれた建築家手塚貴晴+由比両氏が設計を行いました。コールテン鋼に被われた全長160メートルの細長い建築の内部は、多種多様な目的に対応できるように設計されています。この松之山の自然と文化を博士号を持つ学芸員、研究員が地域住民と共に調査・研究し、松之山の魅力と不思議を楽しく展示する科学館、それがキョロロです。また、キョロロでは、隣接する80haの里山(バードピア須山)を舞台に四季折々の自然観察会や森作り・棚田再生といった里山保全活動を行い、多様な交流の場、感動の場を生み出していきます。
TEL 025−595−8311 /火曜日休館/時間:午前9時から午後4時30分 入館料:大人500円/小中高生300円/小学生未満無料 住所:十日町市松之山松口

夢の家 Dream House

「夢の家」は、アーティスト、マリーナ・アブラモヴィッチの作品で、2000年の大地の芸術作品です。
日本家屋を改装した不思議な空間。あわただしい現代社会の中で“自分自身と向き合うために夢を見てほしい”との願いから生まれた宿泊体験施設です。(見学のみも可能)ここでは彼女がデザインした特製の服を着て眠り、見た夢を「夢の本」に綴ります。宿泊者によって書き継がれた夢が作品の一部になります。(2003年に「収穫の家」「エリクシール/不老不死の薬」「米との対話」という3作品が新たに作られました) 
開館:4月下旬〜11月末の土・日・祝日のみ AM10:00 〜PM4:00 / 見学料金:大人500円 小学生250円 / 宿泊お一人6,000円(期間中毎日) 住所:十日町市松之山湯本
お問い合わせ・宿泊予約は里山妻有 TEL025−595−6310 FAX025−595−6311まで 

松之山郷民俗資料館(まつのやまごうみんぞくしりょうかん)

およそ百年前のケヤキ作りの古民家を移築した資料館。雪国ならではの生活用具や農具、文学者坂口安吾の遺品等、松之山地域内各地から集められた貴重な資料が数多く展示され、松之山の歴史が一目でわかります。また、近くにはマリア観音のある松陰寺や、国の天然記念物にも指定された樹齢二千年の大ケヤキ跡があります。
開館日:4月末〜11月中旬(冬期閉館) / 定休日:毎週火・水曜日 / 開館時間:午前10時〜午後4時
入館料:一般(高校生以上)200円、団体(20人以上)一人150円、中学生以下:無料
問合せ:十日町市松之山湯山 TEL025−596−2265 (管理:松之山公民館、TEL025−596−2265))

鏡が池(かがみがいけ)

「万葉集」の歌人大伴家持が、蝦夷征伐の失敗の罪で追われ、この地の中尾に隠棲した。やがて土地の女との間に京子という娘を授かる。しかし、母親は、流行病で亡くなり京子は後に継母となった女に折檻される毎日だった。ある夜京子は折檻に耐え切れず、母の形見の鏡を胸に抱き、森の中の池の畔で泣いていると、まるで鏡のような水面に悲しげな母の姿を見た。それが自分の姿とも知らずに「お母さん!」と叫びながら池に飛び込んでしまう。そして、いつかその池は「鏡が池」と呼ばれるようになったという・・・。
住所:十日町市松之山中尾

管領塚(かんりょうづか)

温泉街から約一キロ離れた松里小学校の校庭の隅に管領塚の碑と「正四位上杉房能自刃之跡」の石柱が建っています。戦国の乱世、永正四年八月二日、越後守護上杉房能公が部下の守護代長尾為景(上杉謙信の父)に越後国府(上越市)を追われ、わずかの兵を率い松之山へ落ち延びた。逃れようという一心から眺望のきく天水越の矢筈の山頂に登った。だが、眼下に見る信濃川には為景の大群がひしめいていた。もうこれ以上は逃げ切れぬ・・・と観念し、八月七日(午後二時頃)百余名全員が自刃した。しかし、大軍は朝靄に包まれた石ころだった・・・。
住所:十日町市松之山天水越


坂口安吾文学碑

坂口安吾の記念碑は、昭和62年10月、県内外の多くのファンの浄財により、松之山小学校前のブナ林の中に建立されています。戦後の流行作家として円熟している頃のレリーフと初期の傑作、小説「黒谷村」の冒頭文が碑に刻まれています。
住所:十日町市松之山
隠れキリシタンとマリア観音

江戸幕府によって迫害や弾圧を受けたキリシタンは、人目を忍び、隠れて信仰を貫き通しました。その為に巧妙なマリア観音や子育て地蔵を作り、それをマリアと信じて信仰の火を守り続けたといいます。湯山の松蔭寺には、わが国でも3体しかないと言われる貴重なマリア像が所蔵されています。(外から見ることしか出来ません)
住所:十日町市松之山湯山