Archive for 2月, 2009

2月上旬の松之山

日曜日, 2月 15th, 2009

最近は暖かい日が続いています。婿投げがあった1月15日以降、ほとんど雪が降っていません。おかげで過ごしやすいのですが、降るべきところであまり降らないと、とても不安になります。
また、小雪の年は山菜が硬くなったりするそうで、良いことばかりではないようです。

上の写真は2月13日に撮影しましたが、今日はもっと雪が減っています。
今日、キョロロの周りの雪が溶けた場所では、クモが歩き回り、カナヘビも見られました。
このまま春を迎えてしまうのでしょうか・・・

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撮影日:2009年2月13日

アマガエルのお花見

土曜日, 2月 14th, 2009

アマ吉: 「アマ子ちゃん、きれいなサクラだね。」
アマ子: 「そうねえ。」
アマ吉: 「まだサクラの咲く季節じゃないのに、春を先取りって感じで、なんか得した気分だね。」
アマ子: 「ほんとねえ。」
アマ吉: 「だけど、今年は雪がほんとに少なくて、春が来るのも早いんじゃないかなあ?」
アマ子: 「そんなことより、私ちょっとやせたと思わない?」

というような会話が本当に交わされているかはさておき、まるで2匹でお花見をしているかのようなアマガエル達でした。後ろのカエルは餌を捕るのが下手なようで、ちょっとやせ気味で心配です。

それにしても、きのうからだいぶ暖かくなりました。冬は餌を食べに出てくる以外土の中に潜っていたカエルたちも、朝から顔を出すようになりました。まだ2月だというのに、もう春になってしまうのでしょうか??

十二講とからこ作り

木曜日, 2月 12th, 2009

昨日は11日祝日ということで、松之山の伝統行事「十二講」がイベントとして行われました。
十二講とは、きこりが山の神様にお祈りする行事だということです。若木迎えも山の神様に新年のご挨拶をする行事でしたが、こうした行事があるたびに、この地域のひとびとはとても自然を敬い、大事にしてきたのだと痛感します。

さて、十二講にかかせないのが「からこ」。
さっそくからこ作りが始まります。

一生懸命お米をすり鉢ですって粉にする参加者のみなさんと、地元の先生。
さらさらの粉にするのはけっこう大変です。


水を入れてこね、ひとくち大の団子にします。
食べる分は、丸めてつぶして、平たくしてからゆでます。


こちらは、神様へのお供え用。
からこを十二個、わらづとの中に入れます。こちらはまん丸なまま使うようです。いくつ入れるかは、集落ごとに違いがあるようです。

ゆでた「からこ」は、しょうゆの実をつけていただきます。


左が「しょうゆの実」。地元名産の調味料で、大豆を炒って皮をむき、ゆでてから麹・焼酎などを混ぜて半年~1年ねかせたものです。味噌に似ていますが、もっと汁気があり、香ばしい風味が強いです。


食べ方は、ゆで汁にからこを浮かべ、しょうゆの実を溶かして食べるのが主流。
おいしかったです!

それにしても、お米すりで腕が痛いです・・・。