ど～ん！

今日は松之山の奇祭、婿投げと墨塗りに行ってきました。婿投げは新婚の婿をみんなで担いで投げ飛ばすという、なかなか野蛮な祭りです。もともとは松之山の若い女の人と結婚したよそ者の男を腹いせに投げ飛ばしたんだとか・・・。

行ってみたらすごい数の見物客です。

さて、温泉街の皆さんと投げられるお婿さんは上のお堂のところにいます。そして、ボゥー、っとホラ貝がなったら、これが合図。温泉街の皆さんがお婿さんを担ぎあげます。

そして、斜面の下に向かってエイ！

投げられたお婿さんは雪にズボッと埋まります。お嫁さんの役目は下でお婿さんを心配そうに眺め、戻ってきた婿の雪を払ってあげることです。今年は雪がたくさんあったので、婿投げにもってこいの年でした。

さあ、次は少し場所を移して墨塗りです。歳の神（どんど焼き）を燃やして、その墨を雪と混ぜて人の顔に「おめでとう」と言いながら塗りたくります。これには無病息災や商売繁盛などの願いが込められています。

写真で塗られている彼は総合学習でよく知っているのですが、私にもたっぷりと墨を塗ってくれました。どうもありがとう・・・

最後に、婿投げをしてもらった新婚さんと温泉街の人たちで記念写真を撮っていましたが、みんな真っ黒で誰なのかよく分かりません。

このあと、温泉に入って顔の墨をきれいに落とします。新婚さんには一生の思い出になると思います。末永くお幸せに！

地図へのリンクはこちら
撮影日：2010年1月15日

今朝、キョロロの玄関から外を向いて撮った写真です。
玄関前の道は除雪をしてもらいましたが、玄関との間に高さ1ｍほどの壁ができていました。この壁は除雪ではじかれた雪の壁ではなく、なんと朝までに積もった雪です！その壁の中を泳いで玄関まで到達しました。

松之山支所の積雪は、昨日からの115cm増え288cmとなりました。ほんどすごい降りっぷりですね。

ちなみに、松之山地域では降った雪の量でいろいろ呼び方の方言があり、
靴で歩ける程度（5cm以下）を「くつゆき」
すっぽん（雪わら靴）で歩ける程度（5～20ｃｍ）を「すっぽんゆき」
かちき（かんじき）で歩ける程度（20～30ｃｍ）を「かちきゆき」
すかり（大型のかんじき）で歩ける程度（60ｃｍ以上）を「すかりゆき」
1ｍ以上を「どかゆき」

と呼ぶそうです。

朝10時頃・・・いい天気だなぁ。今日は本当に雪が降るんだろうか？日差しも差しています。

お昼12時頃・・・あらら、雪がちらついてきちゃいました。

午後2時頃・・・うぉ～猛吹雪になってきてしまいました。ホワイトアウトに近い状態ですね。

現在、しんしんと雪が降り続いています。皆さま大雪にご注意ください。