Archive for 5月 13th, 2015

集落にはワクワクがいっぱい!松代・小荒戸集落との協働事業が始まります。

水曜日, 5月 13th, 2015

キョロロでは今年度、市内松代にある小荒戸集落の皆さんと協働で、集落の地域資源の発信を目的として、イベントとして協働調査を実施いたします。

小荒戸集落は集落と自然とがとても近く、知恵や工夫に富んだ雪国ならではの暮らしをしてきました。一方で、自然の中の生物も、人々の生活があってこそ多様な生態系が育まれてきました。集落内を気軽に散歩し、春から秋までの花やトンボの生態を観察しながら、集落のみなさんの昔ながらの動植物の利用の知恵や思い出などを聞いてみましょう。雪国十日町の新たなる魅力を発見する試みです。

どなたでもご参加できます!
皆様のご参加をお待ちしております。

『花ごよみ調査』
集落内の山道や農道、家の周囲などに開花している植物を記録します。集落を散策しながら、地元のみなさんがどのように植物と接してきたのか、遊びや季節の行事にどのように採り入れてきたかなどの知恵や工夫も拾います。
開催日:2015年5月16日(土)、9月26日(土)
時間:13:30~16:00頃
参加費:100円
集合:ほくほく線まつだい駅前
定員:20名

『トンボ調査』
お盆や秋のお彼岸の頃に群れをなしたトンボは、集落にある独特の風景をつくりました。今は種類も数もぐんと減ってしまったトンボの成虫と幼虫を採取し、集落に生息するトンボの種類と水環境の関係を探ります。
開催日:2015年6月20日(土)、7月18日(土)
時間:13:30~16:00頃
参加費:100円
集合:ほくほく線まつだい駅前
定員:15名


チラシはコチラ(PDF:688KB)

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撮影日:2015年5月13日

5月の花ごよみ調査の報告

水曜日, 5月 13th, 2015

先日5/9(土)に定例の5月の花ごよみ調査を行いました。
残雪が例年以上に多く植物の開花も遅れ気味でしたが、それでも47種類の開花した植物を記録・観察しました。春が一気に始まっています。

開花していた植物をダイジェストでご紹介いたします。

フキです。小さな花がたくさん集合した雄株です。
雄株と雌株、どちらが美味しいでしょうか?


スミレサイシンです。
杉林の林縁でひっそりと咲いていました。


オオカメノキです。
周りに見える花弁のようなものは、花粉を運んでくれる虫たちを呼び寄せるための飾り花です。


オオイワカガミです。
鮮やかなピンク色が林床に映えます。晴れていれば訪花するハナバチも見られるのですが、あいにく小雨でした。


イワナシです。
昔はたくさんありましたが、今ではとても少なくなった植物です。
実がとてもおいしく、松之山温泉の陵雲閣さんではゼリーでいただけます。


トキワイカリソウです。
常葉(トキワ)の名ともなったように雪の下でも葉を落とさず春を待っていました。新しい葉も展葉し、可憐な白い花にみなさんうっとりでした。


オオタチツボスミレです。
大型のスミレで、今の時期キョロロ周辺では開花した個体を多く観察できます。


スミレです。
今の時期、キョロロ周辺では他にもナガハシスミレ、アオイスミレ、オオバキスミレなどのスミレが観察できます。


ヒメアオキの雄花(雄株)です。
ブナ林の常緑低木たちも、雪の下で耐えていた時期を終え、開花期に入りました。

次回は6月13日(土)13:30~です。
多くの皆様のご参加をお待ちしております。

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撮影日:2015年5月9日