Archive for 4月, 2017

こども探鳥会盛況の中で始まる

月曜日, 4月 17th, 2017

キョロロ付近の今朝7時ころの気象状況

天気:晴れ 気温:6℃ 積雪深:54㎝ 風弱し

松之山のブナの開芽、開葉が始まりました。

美人林のブナも日増しに緑が増しています。

 

第1回こども探鳥会実施 平成29年4月15日(土)8時から9時30分 34名

松之山こども野鳥の会による「こども探鳥会」が大勢の参加を得て始まりました。

 松之山こども野鳥の会は、「森の学校」キョロロの市民協働調査の一環として、松之山野鳥愛護会と松之山公民館、まつのやま学園、「森の学校」キョロロの4者の共催で運営しています。こども探鳥会は、原則として毎月第2土曜日の午前8時から9時30分までです。野鳥の宝庫松之山の、まつのやま学園の周辺でみんなで野鳥の観察を行います。

 また、今年の4月から、十日町市立松之山小学校と松之山中学校が小中併設型の「まつのやま学園」として開校しています。このことを機会に、松之山こども野鳥の会への参加は、どなたもでも参加できるようにいたしました。市内外の小中学生も参加できますので参加ご希望の方は、「森の学校」キョロロにお問い合わせください。なお、小学3年生以下のお子さんは大人の方の同伴が必要です。

確認できた鳥

キジバト、トビ、ハシブトガラス、ツバメ、ヒヨドリ、ムクドリ、クロツグミジョウビタキニュウナイスズメ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、マヒワシメ、ホオジロ    15種
青字:夏鳥  赤字:冬鳥

 初めに顔合わせで自己紹介をしました。続いて、双眼鏡の使い方を教えてもらいました。

まつのやま学園中学部の校舎も立派にできあがった学園の駐車場での顔合わせ会の様子

双眼鏡の使い方を教えてもらっている様子

観察会の様子

ブナの樹洞に出入りしているスズメ

上空をゆっくり舞うトビ

人家の壁にあけた穴に営巣するムクドリ

枝先に止まっているシメ

ホオジロが盛んに囀る季節になりました。聞きなしの「一筆啓上仕り候」は今の子どもたちには難しくなっています。代わりに「さっぽろらーめん みそらーめん」が分かりやすいです。

ホオジロ

巣箱作り

午後は、希望者による小鳥用の巣箱を作りました。のこぎりと金槌を使って作業は進みます。

だんだん形ができていきます。

できあがった巣箱と記念撮影です。

今回の巣箱は、シジュウカラ用として出入りの穴の大きさは27㎜にしました。どこに掛けたら鳥が入ってくれるでしょうか。楽しみですね。

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撮影日:2017年4月15日

【開幕】出張!「森の学校」キョロロ in 十じろう

日曜日, 4月 16th, 2017

本日より十日町市市民活動センター「十じろう」にて、キョロロの出張展示『出張!「森の学校」キョロロ in 十じろう』がスタートしました!「超高解像度人間大昆虫写真 life-size」を始め、過去の企画展で人気のあった展示物や、里山の自然を学ぶことができる体験型の展示物で構成されています。会期は23日(日)までの約1週間と短めですが、里山の自然の面白さをぜひ街中で感じてください。

【開催日時】平成29年4月16日(日)~4月23日(日)午前9時~午後10時

【会場】十日町市市民活動センター「十じろう」ギャラリー(入場無料)

【ギャラリー展示】
「超高解像度人間大昆虫写真 life-size」(橋本典久+scope:大地の芸術祭作品)、十日町市の里山に生育する各種生物標本、里山の自然に関するパネル&参加体験型の展示物(過去の企画展)など

【ミニ講演会】
日時:平成29年4月23日(日)午後7時~午後8時15分 
①「森の学校」キョロロで里山の自然に飛び込もう! 小林誠(学芸員)
②雪上の奇妙な蟲たち 富塚茂和(研究員)





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撮影日:2017年4月15日

ブナの芽吹きが近い

火曜日, 4月 11th, 2017

今日、キョロロは休館日です。

ブナの芽吹きが近づき芽が膨らみ、芽鱗(芽を覆っていた鱗片)の新しい部分が見えてきてブナの枝先全体が赤みを増してきました。この様子ですと、例年どおり4月20日前後には開葉する見込みです。

シロヤナギと思われるヤナギの花が咲き始めました。(4月10日撮影)

せせらぎの縁では、アズマシロガネソウ\も咲き始めていました。

野鳥情報

夏鳥が飛来すると、冬鳥が順番に北へ帰って行きます。

冬鳥のマヒワの群れ 100羽、200羽という群れを作っています。

カシラダカのオスは夏羽に変わって、群れでしきりに囀っています。

夏羽に変わったカシラダカのオス

冬鳥として日本に渡ってくるカシラダカについて

IUCN(国際自然保護連合)は、2016128日に日本では冬鳥として越冬のために渡来するカシラダカを絶滅危惧II類(VU)に位置づけました。鳥類標識調査によるモニタリング結果等により、過去30年の間に75‒87%もの個体数が減少したことが明らかにされたことがきっかけになっているようです。「カシラダカのような普通種でも、個体数の減少率が大きいと絶滅危惧に指定されるという例として注目したいとのことです。(インターネットから)

冬鳥のジョウビタキが、地面でえさをとる姿をよく目にしています。

ジョウビタキのメス 4態

枝から飛び立った瞬間

目が合ってしまいました。

今年はじめて撮影したツバメ(4月10日撮影)松の山での初認日は4月1日でした。

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撮影日:2017年4月11日