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若木迎え・どんど焼き・花餅かざり(2018年)

月曜日, 1月 8th, 2018

1月7日(日)に小正月の伝統行事イベント「若木迎え・どんど焼き・花餅かざり」を開催しました。遠くは大阪から毎年ご参加いただいている皆さん含め、今年も多くの参加者の皆さんと新年のイベントを開催することができました。

まずは「若木迎え」をキョロロの森で行いました。
若木迎えは約40年ほど前まで松之山の各集落で行われてきましたが、薪を燃料として使わなくなった現在では行われなくなり、一度途絶えてしまった伝統行事です。
スノーシューを装着して、会場となるキョロロの森へ雪上を歩いていきます。

その年の恵方(今年は南南東やや南)に向かい祭壇を作り、旧年の感謝と新年の恵みを祈念しました。皆様に幸せが訪れますように!

その後、参加者の方に協力いただきながら、周辺の若木、枝を伐りました。
若木迎えは「木伐り正月」とも呼ばれ、1/11~14の間に行われることが多かったそうです。

若木迎えで切ってきた木を囲炉裏で燃やして煙を浴びると若返る、体が丈夫になるという言い習わしがありますが、キョロロでは伐ってきた木を、藁でつくった賽の神に刺し入れ、いっしょに燃やします。


年男年女のみなさんや子どもたち中心に点火していただき、豪快に燃え上がるどんどです。カラムシの茎でつくった「トボシ」を使って、火を分け点火します。



会場ではキョロロ特製の手作り甘酒がふるまわれたり、どんどの火で炙った身欠きニシンを戴き、健康を祈りました。どんどの火であぶったニシンはほんのり香ばしく、毎年大人気です!



その後館内に移動し、花餅かざりを開催しました。
今年は5色の花餅を用意しました。雪に覆われ花のないこの時期に行われてきた小正月の伝統行事です。

まずは参加者全員でダンゴの木(ミズキ)の枝先に、花餅や飾りの煎餅を飾っていきます。




立派な花餅飾りが完成しました!
1月中は地炉周辺に飾ってありますので、ぜひご覧ください。

このイベントを毎年楽しみにされている皆様も多く、今年もたくさんの皆様からご参加いただきながら、無事に小正月の伝統行事体験イベントを開催することができました。ご参加いただいたみなさまありがとうございました。

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撮影日:2017年1月7日