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【開催報告】国連子ども環境ポスターワークショップ<かるたづくり>

土曜日, 8月 17th, 2024

世界の子どもたちが環境問題や生物多様性などをテーマに描いた「国連子ども環境ポスター」を用いたワークショップが8/17(土)にキョロロを会場に開催されました(【主催】総合地球環境学研究所上廣環境日本学センター【共催】十日町市教育委員会)。「国連子ども環境ポスター」は国連環境計画(UNAP)などが環境問題や生物多様性などをテーマに、世界の中学生以下の子どもを対象に絵画コンクールで募った絵です。民族・年齢を問わず人間と地球環境の関わりを表現した作品の数々約20万点が「総合地球環境学研究所」(京都市)に収蔵されています。今回は、この絵画で作られた「世界の子どもたちかるた」を使った「かるた」遊びやオリジナルかるたづくりのワークショップが行われました。

ワークショップではこの「世界の子どもたちかるた」を使ったかるたとり遊びからスタート!
「いきものの すんでるもりが きられたよ」(ウクライナ 11歳)
「とりたちが あつまるもりを のこしたい」(日本 9歳)
「ほんとうに そのせいかつで だいじょうぶ?」(アラブ首長国連邦 7歳)
読み上げられたメッセージと対応する絵札を探すかるたとりを楽しみました。
テーマや絵の描き方も国によって・年齢によって非常に多様です。

▲世界のこどもたちカルタ(国連子ども環境ポスターを使用した遊び鑑賞型教材)


かるたとりで遊んだ後は、各々が身の回りの環境を題材に絵札と読み札を考えて作ります!
周辺の自然を観察したり、図鑑を使ったりと、オリジナルかるたをそれぞれ考えました。



「いきものは みんなともだち たいせつに」
「あかしょうびんが もりであかちゃんを うんでいる」
「かいそうが どんどんなくなる なんでだろ」
「キョロロはね 人と自然を むすぶ場所」
など、普段の暮らしをテーマとしたり、身近な環境で感じたことや、自然環境そのものをテーマとしたりと、個性豊かなかるたが次々と完成!最後に皆の前で披露しました。

世界の子どもたちが描いた絵の数々や、参加者の皆さんが作ったかるたからは、民族や宗教、歴史や文化が違っても、環境問題は現代の人類共通の問題であることを改めて教えられます。参加者の皆さんにはこの「世界の子どもたちかるた」がプレゼントされました。この絵を描いたのはどこの国の何歳の子どもなのか?どんなメッセージが込められているのかなど、かるた遊びや鑑賞を通じて考えていただきたいとのメッセージが伝えられました。