アメリカザリガニを徹底解剖!博物館実習生作成の展示
日曜日, 9月 15th, 2024キョロロ通信をご覧の皆さん、はじめまして。
この度、博物館実習でお世話になっております、帝京科学大学の大桃諒弥と南九州大学の野中章人と申します。
9月5日から15日の10日間、キョロロで里山体験学習や外来種駆除、収蔵標本の管理など様々なことを学んだ本実習、その大詰めとして、「アメリカザリガニとキョロロの池」と題した展示の作成を担当させて頂くことになりました。
古くから知られ、最も身近な外来生物の一種であるアメリカザリガニ。
キョロロ敷地内のため池でも2020年の初確認から個体数を増やし続け、松之山が育んできた豊かな里山環境は甚大な被害を被っています。そんな中で、昨年度には条件付特定外来生物への指定がなされるなど、本種を取り巻く状況も確実に変化しつつあります。
アメリカザリガニと彼らが及ぼす影響、それらに私たちはどう向き合えばよいのか。本展示が、それらを改めて見つめ直すきっかけとなれば幸いです。
本展示では、解説パネルだけでなく、キョロロの特徴のひとつでもあるハンズオン展示としてクイズパネルや実際にアメリカザリガニの駆除活動に使用しているかご罠を展示し、子ども達にも楽しめるよう工夫を凝らしています。
私たちが一生懸命作った展示です。
キョロロを訪れた際はぜひ、ご覧になってみて下さい。