Archive for 6月, 2026

6月のこども探鳥会の報告と定例探鳥会のご案内

火曜日, 6月 23rd, 2026

(文・写真:松之山野鳥愛護会)

第3回こども探鳥会の報告                   

令和8年6月13日(土)午前8時から9時30分

天気:快晴、開始時の気温21℃、参加者は、大人12人、中学生1人、小学生6人 合計19名

快晴の探鳥会日和になり、総勢19人の参加者と「こども探鳥会」を開催しました。

グラウンドではスズメやハクセキレイがヒナに給餌する餌の捕獲に大忙しです。ドリームランドを過ぎると、キビタキやゴジュウカラ、キジバトなどの声が聞こえてきました。

田んぼに現れたシマヘビを捕まえて、直接蛇に触ってみました。肌が乾いていることにみなさん驚いていました。

イカルやウグイスの声の中、特徴のあるアオゲラのピョーという声を繰り返し聞くことができ、参加者にアオゲラの囀りを覚えてもらえたと思います。また、このアオゲラは日本特産種で、日本でしか見ることはできません。

探鳥会の終盤には、猛禽類のサシバが電柱のてっぺんから盛んにえさの捕獲に舞い降りているところをじっくり観察することができました。

確認した野鳥 23種

キジバト、アオサギ、ホトトギス、サシバ、アカショウビン、カワセミ、コゲラ、アオゲラ、サンショウクイ、ハシボソガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ゴジュウカラ、キビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、イカル、ホオジロ

当日の撮影された野鳥と探鳥会の様子


サシバ


ハクセキレイ


田んぼに現れたシマヘビ


観察している参加者

6月の定例探鳥会のご案内

松之山野鳥愛護会と「森の学校」キョロロが協働で開催し、松之山地域の野鳥相を調査する定例探鳥会を今年度も毎月第4土曜日に開催しています。ヒナが巣立ち、野鳥の家族の様子が見られるようになりました。

【日 時】令和8年6月27日(土)午前4時30分〜7時30分
【集合地】「森の学校」キョロロ駐車場
【日 程】4:30 探鳥会開始
     7:20 鳥合わせ・情報交換
     7:30 終了予定

キョロロの森は開館時間の利用に限定されています。松之山野鳥愛護会またはキョロロが主催する探鳥会を除き、時間外に許可なく立ち入りはできません。
また、地域内でも来訪者による野鳥観察が原因となって、地元とのトラブルが発生しています。
掲示されている看板の内容に従っていただくとともに、ルール・マナーの順守徹底をお願いいたします。

最近撮影された野鳥

 ハチクマ

サシバ

地面でクルミを咥えるオオアカゲラのオス

枯れ木の洞に貯食するオオアカゲラ

ガラス窓にバードストライクしたヤブサメと思われる野鳥

【開催報告】春季企画展講演会「地すべりと棚田-動く大地と共に生きる里山-」

日曜日, 6月 21st, 2026

6月21日(日)に春季企画展特別講演会「地すべりと棚田-動く大地と共に生きる里山-」を開催しました。

講演会では新潟大学 災害・復興科学研究所の渡部直喜先生から、「地すべりと棚田 -動く大地が育んだ里山のめぐみ-」と題してお話をいただきました。
渡部先生からは、地すべりのしくみや松之山に地すべりが多い地質的背景、そして地すべりによって形成された緩やかな斜面が棚田の立地条件となっていることなどについて、豊富な事例を交えながら分かりやすく解説いただきました。
地すべりは時に災害として人々の暮らしを脅かす一方で、棚田や里山の景観、農業を支える基盤ともなっていることをご紹介いただきました。
数百万年という大地の歴史と、現在の里山の景観や暮らしがつながっていることに、参加者の皆さんは深く聞き入っていました。

後半は、松之山朗読会の皆さんによる「杢坂と杢兵衛伝説」の朗読をご披露いただきました。
「杢坂と杢兵衛伝説」は、十日町市松之山兎口地区に伝わる地すべり伝説です。約500年前、地すべりによって村が危機に直面した際、杢兵衛は村人を救うため自ら人柱となったと伝えられています。
現在も「杢坂」の地名として語り継がれ、地すべりと共に生きてきた地域の歴史や、故郷を守ろうとした人々の思いを今に伝えています。
松之山朗読の会の皆さんによる迫力ある朗読に、会場は静まり返り、多くの参加者が物語の世界に引き込まれるように聞き入っていました。

講演では地すべりが棚田や里山の景観を生み出した背景について学び、朗読では地すべりと向き合ってきた人々の歴史や思いに触れました。
学術的な解説と伝承の朗読が重なり合うことで、地すべりの持つ「災害」と「恵み」の両面を実感することができました。

【開催報告】モリアオガエルの池復活作戦③(2026/06/20)

日曜日, 6月 21st, 2026

6/20(土)に第3回「モリアオガエルの池復活作戦」を開催しました。
ご参加くださった皆さま、ありがとうございました!

「モリアオガエルの池復活作戦」は、外来種アメリカザリガニが増加中の「モリアオガエルの池」で、劣化してしまった水草群落と、水辺の生態系を取り戻すための取り組みです。

作戦の詳細と今後のスケジュールについて詳しくは👉コチラ

第1回(4/18)の開催報告は👉コチラ
第2回(5/16)の開催報告は👉コチラ

今回は参加者の方18名+キョロロスタッフ3名で、水草の発芽状況とザリガニ捕獲数のモニタリングを行いました。

▲過去最多の方にご参加いただきました!みんなで池に向かいます


今回は、水草カウント班と、ザリガニカウント班の2グループに分かれて作業を行いました。

水草カウント班は、コンテナの泥の中から発芽してきている水草をカウントします。

先月取り出した泥の中から、何かしらの水草が生えてきています…!

コンテナの中に正方形の枠を置き、その中に生えている水草を数えることで、コンテナあたりの発芽株数を推定します。


▲地道な作業です

カウントの結果、1つのコンテナあたり平均250株程度が生えてきているようです。池の中にはこうした発芽は見られませんでした。泥を空気にさらしたこと、浅い水深、ザリガニなどの居ない環境などが、水草の成長を促進している可能性があります。

種名は今のところ不明ですが、おそらく3種類。来月のモニタリングまでにはもっと成長し、種類がわかるようになるかもしれません。
楽しみに見守りましょう。

ザリガニカウント班は、池にしかけている罠を回収し、中にいるザリガニを大・中・小のサイズ別にカウントしました。


▲まず池の中の罠を引き上げます

▲中のザリガニを取り出し…


▲サイズごとにカウントします

ザリガニ班はさらに二手に分かれ、片方の班のリーダーは毎週ボランティアに来てくれているH君・A君コンビにお願いしました。

▲頼もしい「モリアオ隊」メンバー

この日は、モリアオガエルの池だけで141匹、8個の池を合計すると全部で269匹のザリガニを捕獲しました。

また、4月に波板で囲った区画(サンクチュアリ)の内側と外側でザリガニのサイズの比率を比較してみたところ、サンクチュアリの内側は、小~中サイズのザリガニの割合が高いことがわかりました。
波板によって、特に水草にダメージを与える大きなザリガニが入ってきにくい環境になっていると考えられます。が、小さなザリガニも放っておくとすぐに大きくなってしまいますので、サンクチュアリの内側には
小さいザリガニに特化した罠を設置して捕獲を継続していきます。

イベントの最後に、「池の目指す姿」として、「モリアオガエルの池」のすぐ下流にある「アカショウビンの池」をみんなで見に行きました。
今は水草がなくなってしまった「モリアオガエルの池」も、かつてはこのように一面に水草が茂り、たくさんの生き物たちの住みかになっていました。


▲「アカショウビンの池」

ザリガニの最盛期はまだまだ続きます。
水草の残っている「アカショウビンの池」を守り、そして「モリアオガエルの池」のかつての姿を取り戻すため、今後も皆さんと一緒に努力を続けていきたいと思います。

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次回の保全イベント「モリアオガエルの池復活作戦」は7月18日(土)10:30~12:00です。
引き続きザリガニ罠の回収とカウント、また水草の生育状況のモニタリングを行う予定です。

イベント詳細・お申込みは👉コチラ