むこ投げ&すみ塗り

小林、伊藤、両研究員に続き、私、岩西が松之山温泉で行われた「むこ投げ」と「すみ塗り」の様子をご報告します。さすがに奇祭として有名な行事だけあって、たくさんの人で賑わっていました。

まずは「婿投げ」。もともとは村の娘と結婚した他の村の男を、腹いせに投げ飛ばしたことから始まった行事だそうです。


運ばれているのが主役たるお婿さんたちです。

このまま薬師堂前まで運ばれたお婿さんたちは、次々に崖の下に投げ落とされます。・・・想像していたより高いですね。高所恐怖症の私には絶対無理・・・


うわっ、ほんとに投げた!?・・・でも、雪があるので大丈夫。
雪から這い出すお婿さんを崖の下で待つお嫁さんが助け出すことで、二人の絆が深まるのだそうです。

婿投げが終わると少し場所を変えてどんど焼きが行われます。とても大きいどんどなので迫力満点です。

どんどが燃え尽きる頃に「すみ塗り」が始まります。降ってきた灰を雪と混ぜ合わせて作った墨を「おめでとう」と言いながら、だれかれ構わずお互いの顔に塗りつけて回ります。


噂には聞いていたけど、なかなか壮絶です。


婿投げに参加した新婚さんもこの通り。お二人にとって、きっと忘れられない思い出になるでしょうね。

雪の降りしきる中での婿投げ・炭塗りでしたが、皆さんの楽しそうな様子に寒さを忘れることができました。それにしても同じどんど焼きでも、地域によってこれだけ内容が違うのですね。来年は、別の地域のどんど焼きにも参加してみたいと思います。

 

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撮影日:2012年1月15日

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