5月の花ごよみ調査の報告

先日5/9(土)に定例の5月の花ごよみ調査を行いました。
残雪が例年以上に多く植物の開花も遅れ気味でしたが、それでも47種類の開花した植物を記録・観察しました。春が一気に始まっています。

開花していた植物をダイジェストでご紹介いたします。

フキです。小さな花がたくさん集合した雄株です。
雄株と雌株、どちらが美味しいでしょうか?


スミレサイシンです。
杉林の林縁でひっそりと咲いていました。


オオカメノキです。
周りに見える花弁のようなものは、花粉を運んでくれる虫たちを呼び寄せるための飾り花です。


オオイワカガミです。
鮮やかなピンク色が林床に映えます。晴れていれば訪花するハナバチも見られるのですが、あいにく小雨でした。


イワナシです。
昔はたくさんありましたが、今ではとても少なくなった植物です。
実がとてもおいしく、松之山温泉の陵雲閣さんではゼリーでいただけます。


トキワイカリソウです。
常葉(トキワ)の名ともなったように雪の下でも葉を落とさず春を待っていました。新しい葉も展葉し、可憐な白い花にみなさんうっとりでした。


オオタチツボスミレです。
大型のスミレで、今の時期キョロロ周辺では開花した個体を多く観察できます。


スミレです。
今の時期、キョロロ周辺では他にもナガハシスミレ、アオイスミレ、オオバキスミレなどのスミレが観察できます。


ヒメアオキの雄花(雄株)です。
ブナ林の常緑低木たちも、雪の下で耐えていた時期を終え、開花期に入りました。

次回は6月13日(土)13:30~です。
多くの皆様のご参加をお待ちしております。

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撮影日:2015年5月9日

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