【SDGs】里山の生き物サポーターズ①-生き物も暮らしやすい田んぼづくり-

<協力者募集中!>「里山の生き物サポーターズ」は里山管理活動と連動した生物多様性保全活動イベントです。今年度も里山の田んぼ、ため池、森、草地をフィールドにした里山管理活動を通して、みんなで楽しく生き物が暮らしやすい環境の創出や維持を目指します。

初回(4/24)は「生き物と共存できる田んぼづくり」をテーマに、田んぼに通年水があり水生生物が避難できる水路「江(え)」をつくります。「江」は本来冷たい水が田んぼに直接入らないようにいったん水を滞留させる通水路ですが、多様な水生生物の生息環境でもあります。現代の慣行農法で広く行われる中干しの際にも、生き物の避難場所として機能する側面があることから、生物多様性保全に視点を当てた環境保全型農業の一つとして導入されています。農業と生物多様性の保全を両立する取り組みの一つとして、キョロロの田んぼに江をつくり、生物多様性の保全に配慮したお米作りの舞台の整備につなげていきます。

第1回里山の生き物サポーターズ
【開催日時】2021年4月24日(土)13:00~15:00
【参加費】無料
【定員】20名(事前予約制)

<里山の生き物サポーターズ>
キョロロでは里山管理活動と連動した市民参加型の生物多様性保全活動「里山の生き物サポーターズ」を実施しています。木を伐る、草を刈る、水環境を管理するといった伝統的な里山管理が、多くの生物の生息環境の創出や維持につながることに注目し、「里山の生物多様性の保全」という目標を共有しながら里山管理活動を参加者の皆さんと実践するものです。近年、国連が掲げる「SDGs(持続可能な開発目標)」の達成に向けて、私たちの生存の基本である衣食住を担う「生態系サービス(生態系からの恵み)」の持続可能性が、重要なテーマとして認識されています。人間活動の影響を受けて持続的に維持されてきた里山は、持続可能な社会形成に向けた環境-人間のつながりを考える上で、実践的な学びや行動の舞台として適した場所の一つだと私たちは考えます。「里山の生き物サポーターズ」は、里山の生物多様性の保全を目的に誰もが参加できるボランティア参加型のイベントです。里山に関わる一人一人の行動が、里山の持続的な暮らしと生物多様性のつながりの実感に結び付き、里山の生物多様性の保全やその達成に向けた教育資源となることを期待しています。

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