ねんきん!

といっても、年金ではなく”粘菌”です。「風の谷のナウシカ」や、最近では「もやしもん」でも紹介されていましたね。
キョロロの森の倒木の上でみつけました。

高さは2センチ弱ほど。雨上がりの森で、しっとりと濡れています。もう胞子の形成は終わったようです。図鑑で調べてみると、「サビムラサキホコリ」という種類が一番近いようでした。

粘菌(またの名を変形菌)は何の仲間なのか、分類がとても難しい生き物です。イメージとしては「ねばねばした動き回る菌」という感じでキノコやカビに似ているようですが、全然違う生き物なのです。動いているときはアメーバのようで、胞子を作るぞ!となったときに初めて写真のような「柄」のついた房上の構造(子実体)を立ち上げるそうです。

この「子実体形成」の変身ぶりがとても素晴らしく、色や形の変化にびっくり!ということをあちこちで耳にするので、ぜひ見てみたいのですが、粘菌はけっこう小さく目立たないため、たいてい見つけるのが子実体を作り終えた姿。いつか、子実体が出来る前の粘菌にめぐりあって、その見事な変身ぶりを見てみたい・・・。

みつけたこの粘菌、乾燥したらこんな色になりました。

Leave a Reply

You must be logged in to post a comment.