【インターン】上越教育大学からのインターン生のご紹介

「森の学校」キョロロでは今月15日(水)から上越教育大学のインターン生にキョロロの業務を手伝っていただいています。今年は3人のインターン生がキョロロで博物館での研究、収集、展示に関する業務や自然体験イベントなどの教育普及活動を実践しながら学んでいます。今回のブログ更新ではそれぞれの学生から自己紹介とそれぞれがお勧めするキョロロの展示を紹介していただきました。

①インターン生、富塚さん
こんにちは!「森の学校」キョロロでインターン生としてお世話になっております、上越教育大学大学院1年生の富塚太智です。普段私は自然とはかけ離れた物理学を学んでいます。研究は、レーザーを物質に当ててその反射光や透過光を測定することでその物質が何か特定するという、産業の役に立つ分野を行っております。
そんな私がキョロロでのインターンを志望した理由は、生き物が好きだからです。キョロロは豊かな自然に囲まれており、里山の中にトンボやバッタなどの昆虫やカエルなどの両生類、鳴き声が多種多様な鳥類などたくさんの生き物が生息しています。このたくさんの生き物を近くで観察したり、触れ合ったりすることができるのはとても魅力的でした。
インターン5日目ですが、展示してある生き物に里山で採集した昆虫をあげたり、田舎体験でお越しになった小学生の皆さんと水辺の生き物を採集して観察したりといつもの大学院生活では味わうことのできない充実した毎日を過ごしています。
ここで、キョロロで過ごしてまもない私ですが、おすすめのコーナーができたので紹介します。それは、現在開催されている企画展「眼展」です。
みなさんは生き物にはどんな世界が見えているか考えたことがありますか?この「眼展」では様々な生き物が見ている世界や生き物ごとの眼の特徴、眼の進化の歴史や豆知識まで!トピックに対応した生き物を生で観察しながら学ぶことができます。さらに!眼について学んだあとには楽しいクイズが待っています。中にはマニアックな問題も…?
この「眼展」に展示されている生き物の中で私がおすすめするのは「オオカマキリ」です。
20210918_富塚太智
2つの鎌で獲物を狩る姿、かっこいいですよね!そんなカマキリの眼にはほかの昆虫が持っていない特別な仕組みがあります。気になる方は是非「眼展」にお越しください!企画展は10月17日までとなっているためお早めに!!

②インターン生、孟さん
みなさんこんにちは。上越教育大学からインターンシップに来ている孟 瑞軒(もう ずいけん)です。大学では季節ごとの落葉樹と針葉樹の落ち葉の分解とそれを行う分解者、つまり土壌生物に関することを研究しています。自然と身心が触れ合う場所としてキョロロに興味を持ち、9月15日から経験を積ませていただいています。
私が皆さんにオススメするキョロロの展示は、受付のすぐ近くに設置されているデジタル展示「ZooMuSee」です。
20210918_孟さん2
実物は小さな昆虫をどんどん拡大して体の細部の様子を観察することができます。肉眼では見えにくい細部まで拡大して、昆虫の造形美を楽しむことができます。実体観察と合わせて、昆虫の体の仕組みを更に深く理解することができます。
20210918_孟さん1
昆虫を直接触ることが苦手の子達も楽しむことができます。ぜひこの機会に昆虫を好きになっていただけると嬉しいです!

③インターン生、植田さん
はじめまして!他のインターン生より3日遅れて9月18日(土)よりキョロロでお世話になります、上越教育大学大学院の植田敬介です。大学院では、理科・生物分野を専攻しており、特に鳥類の行動生態学を中心に学びを深めています。この研修への参加を志望したのは、来年度より教職員として学校現場で働くことを考えるなかで、子どもたちがいきいきと自然と触れ合い、主体的に学ぶ野外学習の機会を指導できるようになりたいと考えるためです。
そんな私がオススメするのは、館内に多数展示されている剥製です!
20210918_植田さん

なかなかじっくり観察することのできない野鳥の姿を至近距離で眺めることができます。この鳥はカケスです。とても頭がよく警戒心が強いので森の中で姿を捉えることの難しい種です。とても綺麗な羽ですが、どのような鳥の仲間だと思いますか?実はこの鳥、カラス科に分類されており、カラスの仲間なのです。カラス科の特徴として、くちばしの付け根(鼻孔)が羽毛で覆われている点がありますが、この特徴は展示されているカケスの剥製でもしっかり確認できました!
インターン期間は他の2人よりも少し長めで、10月6日(水)までキョロロでお世話になります。どうぞよろしくお願いします。

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