【残雪の里山の自然を楽しむ】4月のブナの森のようちえん

今年度も幼児とご家族の方を対象とした自然体験イベント「ブナの森のようちえん」を毎月1回(1、3月はお休み)松之山の里山を舞台に開催いたします。年間を通じて季節の里山の自然の中で散歩・野遊びしながら楽しみます。皆様のご参加をお待ちしております。
今年度初回を4/9(土)に開催しました。はじめの会ではキョロロ周辺でツクシやフキノトウを探し、日向ぼっこに出てきていたカナヘビも含めて、じっくり観察しました。

雪解けの田んぼやため池では生き物たちの活動が始まっています。
田んぼでは今年初認となるヤマアカガエルの卵塊を確認し観察しました。

触るとどんな感触かな?

池の中にではメダカも確認できました。ため池では石切りならぬ「雪きり」も楽しみました。

雪解けした斜面ではショウジョウバカマやキクザキイチゲの花を観察しました。
花の周りにはアブやチョウの姿も。春を感じながらも残雪の上を歩けるのもこの季節ならではです。
雪上はだいぶ締まり長靴で十分歩ける硬さになっています。

雪の上にはいろいろなものが落ちています。ノウサギの糞の中は木の芽や皮の繊維質たっぷりでした!
雪の上に落ちている葉っぱをめくると下には大量の雪虫(クロユキノミ)がいました。
小さな虫が雪の上で活動する様子を観察しました。

雪の上に落ちているスギの球果を振ると、雪虫がコショウのように落ちてきました。

ザラメ雪の雪面をレジャーシートや大きな袋をソリにして遊びました。
カヤックも登場!ザラメ雪はよく滑ります。

雪や水の冷たさ、土や風の暖かさを同時に感じながら、冬と春が混在したこの時期ならではの里山を楽しみました!

<ブナの森のようちえん2022>
【開催日】2022年4月9日(土)、5月7日(土)、6月4日(土)、7月2日(土)、8月6日(土)、9月3日(土)、10月1日(土)、11月5日(土)、12月3日(土)、2023年2月4日(土)※7月はビオトープでの泥あそびが中心

【時間】10:00~12:00
【対象】未就学児とそのご家族(館内におむつ替えスペースあり)
【定員】15組のご家族
【参加費】1組1,000円(キョロロ入館料込み)
【会場】美人林またはキョロロ周辺(集合場所:キョロロ)
【服装について】
野外で活動できる服装や装備でお越しください(長ズボン、帽子、水筒、虫よけ対策、防寒対策など)。7月の回は全身が泥で汚れても良い服装と着替えをご用意ください。
【雨天時について】
雨天時は長靴や雨具をご用意ください。強い雨の場合は屋内中心のプログラムとなります。
【お申込み】電話やメールにて参加人数や連絡先をお知らせください。
【ご入館時・イベント参加時のお願い】
新型コロナウイルス感染症対策のため、ご来館の際は咳エチケットやマスクの着用、入口にて手指消毒を行っていただきますようお願い申し上げます。また、イベント前にご体調の確認をさせていただきます。予めご了承ください。

幼児期に五感を使ってのびのびと自然と触れ合うことは、子どもたちの心と体の発達にとても大切だと言われています。「ブナの森のようちえん」は、松之山の里山を舞台に五感を使って里山の自然に遊びながら触れ合います。子どもたちの疑問や気づきを引き出し、応じながら、親子での自然体験の一歩を応援するプログラムです。

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