夏の企画展 虫たちのばかし術

7月17日から、キョロロでは夏の企画展、「虫たちのばかし術」を行っています。毒も武器もない虫たちの中には、何かに化けることで身を守っているものがおり、今回の展示は生き物たちのそのようなばかし術の魅力を紹介しています。

ばかし術の代表的なものは、毒のある虫やハチなどの危険な虫への擬態です。


上の写真の左は毒のあるチョウ、右はそれに擬態した無毒のチョウです。無毒のチョウは毒のあるチョウそっくりの模様を持つことで、鳥に食べられるのを免れています。


ハチは危険なので、それに似た虫もたくさんいます。右の虫はハチではないのですが、模様がハチそっくりではないですか?

毒のある虫に似せるのではなく、葉や枝に似せて身を守っている虫もいます。


その代表はナナフシでしょうか。上の写真の中にナナフシがいるの、分かりますか?

隠れていても見つかってしまったら・・・。最後は天敵を驚かすしかありません。


目玉模様が発達したガは、天敵に見つかると普段は見えない目玉模様を見せて天敵を驚かせます。

このようなばかし術は、虫たちだけではなく、哺乳類、は虫類、両生類、魚類など、あらゆる生き物が行っています。人も…?背景によって体色を変える有名な生き物、

○○レオンにも会うことができます。他にも、熱帯地域の複雑なチョウの擬態や擬態のクイズラリー、有名な昆虫写真家、海野和男さんの写真など、擬態の魅力満載です。この夏はぜひキョロロで生き物たちの巧みなばかし術を体感してください。

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撮影日:2010年7月28日

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