アオサギの瞑想?

8月の定例探鳥会の報告

令和4年8月27日(土) 午前5時から8時まで

参加者 大人11人、小学生4人

今回の「森の学校」キョロロの市民協働調査でもある定例探鳥会では、アオサギのとても変わったポーズが見られたので報告します。

午前5時キョロロ駐車場に集合するとアカショウビンの声が美人林方面から聞こえていました。久しぶりに聴きました。ホオジロがすぐ近くで盛んに囀っています。サシバのピックイーやアオゲラのピョー、キジバトのデデポッポー、ウグイスの美しい声などが響いていました。

スギとナラ類の混交林でキクイタダキの声を聴きました。その声を初めてしっかりと確認できました。また、その飛ぶ姿を確認できましたが全長わずか10センチほどの日本で一番小さな野鳥です

途中の開けた路上でカラ類の混群に出会いました。ヤマガラ、エナガ、コゲラ、シジュウカラなど10羽以上の群れでした。

後半、アオサギの奇妙な姿を見ることができました。杉の梢で羽を広げ始めたと思ったらその羽を少しずつ下ろし、最後には座禅を組むような姿勢をしたのです。濡れた羽を乾かしていると思われましたがなんとも不思議な格好でした。瞑想にふけっているようなアオサギの姿に皆さんはどんなことを想像しますか。

今回の探鳥会では、マムシの観察、ツノハジバミの実の試食、イオウイロハシリグモの無数の子の姿に驚くなど自然を満喫した探鳥会でした。

出現種 26種 
キジバト、アオサギ、トビ、サシバ、アカショウビン、カワセミ、コゲラ、オオアカゲラ、アオゲラ、サンショウクイ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、キクイタダキ、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、ニュウナイスズメ、スズメ、カワラヒワ、イカル、ホオジロ、ノジコ

当日観察された野鳥と探鳥会の様子夜明けの空に浮き上がるキョロロの塔

陽光が美しかったです。

アオサギの変わったポーズ
スギの梢に止まったアオサギが濡れた体を乾かすために羽を下げ始めた。

隣の仲間が不思議そうに眺めている

羽をかなり下げた様子

羽を下げきって座禅を組み瞑想に入ったようなポーズをとったアオサギ 加藤撮影

混群の中のコゲラ 樋口撮影

オオアカゲラ 加藤撮影

アオゲラ 加藤撮影

サンショウクイ 樋口撮影

ヤマガラ 樋口撮影

エナガ 樋口撮影

イカル

ホオジロの幼鳥 樋口撮影

ノジコ 樋口撮影

路上に現れたマムシ

マムシ 森撮影

ツノハシバミの実

ツノハシバミの種

種子の中の白い部分はナッツのように美味しい

大きな卵嚢を抱いたイオウイロハシリグモ

孵化したイオウイロハシリグモの子ども

クモの子を散らすとは正にこのこと

クモの仲間のトリノフンダマシとその卵嚢
右の卵嚢のすぐ左に見えるのがトリノフンダマシの成体

左の塊がトリノフンダマシの成体

キツネノカミソリも確認

探鳥会の様子

秋空に浮かぶ探鳥会終了時の「森の学校」キョロロ

 

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