【開催報告】採集道具を自分で作ろう!【DIY】

「森の学校」キョロロでは、11月12日(土)に昆虫採集のための道具を自分で作る新規イベント、「虫とり道具づくり」を開催しました。今回は小さな昆虫や土壌動物などを捕まえるときに便利な道具、「吸虫管」を自作しました。
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吸虫管は空気を吸い込む力で小さな虫を管の中に捕まえる道具です。いくつかバリエーションがありますが、基本的な原理はどれも同じです。今回作成したのは比較的取り回しがし易く、虫を捕まえやすい直列式といわれるバージョンです。
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材料はアクリルパイプ、シリコンチューブ、使い古した捕虫網、ネジ口のついたプラスチックの管(今回は遠沈管を利用)。参加者してくれた子どもたちは、これらをノコギリやハサミで切り取り、接着剤やテープで貼り合わせて、自分用の吸虫管を作成しました。

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虫をキャッチするためのプラスチック管や吸い口となるアクリルパイプは糸ノコギリなどでで適切な長さに切り取りって組み合わせます。

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切り口はヤスリをかけて平らにします。

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各パーツを貼り付け終えたら付け終えたら最後にシリコンチューブを吸い口に取り付けて完成!自分だけの吸虫管は腕の長さとぴったりでした。

作成後は作った吸虫管を手に、早速野外へと繰り出してテントウムシやクモなどを捕まえていました。自作した道具で行う虫捕りは楽しさも一味違うようでした。
秋も終わりに近づいているので今後は虫を見つけることが難しくなるものの、また来年の春になれば今回作成した道具を使って虫捕りをしてくれるでしょう。

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