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松之山の方言


越後の方言は次の三区画に大別されています。

 

・近畿語系 旧西頸城・旧中頸城・旧東頸城の安塚郷以西・上越市・新潟市を含む海岸一帯・佐渡
・関東語系 旧南魚沼・旧北魚沼・旧中魚沼・旧東頸城の松之山郷以東・古志・三島・見附郷・三条市
・東北語系 旧中蒲原・旧東蒲原・旧北蒲原・旧岩船・旧南蒲原加茂郷以北

松之山郷は三国街道の影響により、関東語系から東部方言の特色が出ていると思われます。
しかし、上越地域に根強く浸透している西部方言の近畿語系が混入し、
両者の接点にあるのが松之山地域ではないかと考えられます。
つまり、魚沼より入ってきている関東語系の方言は旧松之山村、
旧浦田村は近畿語系が入り混じった複雑な言葉になっていると思われます。

具体的に隣接する旧中里村田沢と旧大島村菖蒲の例を挙げて比較してみましょう。

・ブドウ
松之山(ブット)、三省(ブット)、松里(ブット)、布川(ブット)、黒倉(ブット)、田沢(ブット)、
浦田(ブンド)、中立山(ブンド)、菖蒲(ブンド)

・山盛り
松之山(テッコモリ)、三省(テッコモリ)、松里(テッコモリ)、布川(テッコモリ)、黒倉(テッコモリ)、
田沢(テッコモリ)、浦田(テンコモリ)、中立山(テンコモリ)、菖蒲(テンコモリ)

これは、明確に分かれている一例であって、多の多くの方言は混在していると思われます。


次に普段松之山で一般に使われている方言をご紹介しましょう。

○天地・気候
・カネッコリ(つらら)、・ジベタ(地面)、・ヌルマッコイ(なま暖かい)、・ベト(土)

○家族・親族の呼称
・アネサ(若奥さん)、・アンチャ・アンニャ(長男)、・オッサマ(次男以下の男子)、オラ(私)

○時・場所・事物
・エーカンサ(しばらく)、・ギャク(蛙)、・コツラ(家の周り)、・シャッペ(スプーン)、・スッペ(藁靴)、
・ノウノサマ(仏様)、・ホウキントウ(フキノトウ)、・ホウネンボ(ジャガイモ)、・まんま(ごはん)

○行動・性情
・アチコタネ(心配ない)、・アチャ(それでは)、・イッペ(たくさん)、・オオゴッタ(大変だ)、
・キンダネ(にくたらしい)、・ケナリ(うらやましい)、・ゴッツォ(ごちそう)、・コッペツ(小生意気)、
・ジョンノビ(楽だ)、・ダァスケ(それだから)、・ナジョ(とんでもございません)、・ミジョイ(かわいい)


出典「松之山町史」

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