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神楽
松之山では、藤倉・天水越・天水島・湯山の各集落で保存会が結成され伝承されている。このほか、昭和初期まで神楽を行ったという集落も多く、松之山の神楽は明治から大正にかけて最も盛んであった。

現在行われている松之山の神楽は共に二人立ちの獅子神楽で、演舞にも大きな相違はなく、同系統の神楽といえる。特に唐傘の舞などにはアクロバティックな動きがみられるが、神楽と同時に伊勢音頭や八木節などの踊り、おかめと六兵衛の戯れ狂言が演じられるところは、山伏神楽の流れをくむ旅芸人の神楽の影響を残すものと思われる。

神楽は、もとは天皇の鎮魂(たましずめ)を目的とした祈祷性・神事性の濃いものであったが、民間で行われる里神楽は、平安末期から鎌倉時代にかけて東大寺や興福寺などで大法会が催された際の、余興として取り入れられた神楽が遊行僧らによって地方に伝えられ、のちにこうした遊行僧の修験化とともに山伏神楽として知られるようになった。
また神楽は、
清め・祓い・鎮魂を目的とするが、特に山伏神楽では荒ぶる神を鎮めるための、山伏の荒行を誇示した動きの激しい舞が演じられたという。彼らは伊勢の太神楽、伊勢のお祓いと称して各地を回り、曲芸や狂言なども演じたといい、現在全国各地に残る二人立ちの獅子舞(獅子神楽)の多くは、この太神楽の系統と言われている。

松之山の神楽はこうした影響を色濃く残しているが、ただ神社の祭礼などには催されるものの、舞を奉納するといった神事性は薄く、むしろ遊芸神楽とでもいうのか、その所作や口上などに歌舞伎芸を思わせるものがある。

※出典「松之山町史」(松之山町→松之山へ変更)

神楽が見られる時期
☆天水越不動社祭礼 毎年8月最終土曜日
☆湯山神楽祭 毎年8月最終土曜日
☆天水島秋祭り 毎年9月第1週土曜日

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