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坂口安吾と松之山


坂口安吾は姉セキが嫁いだ松之山の村山家に度々訪れています。
大棟山美術博物館にはゆかりの品が展示されています。
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○松之山が舞台となっている作品
坂口安吾は『黒谷村』『不連続殺人事件』
『逃げたい心』などで松之山を舞台にしていますが、
中でも『逃げたい心』では全編を通して松之山が書かれています。
少し引用すると…

「長野から三四時間の旅程で、すでに越後の温泉であるが、信越国境を越えてまもない山のどん底に、松之山温泉というものがある。単に山底というばかりで特別奇も変もない風景であるが、松山鏡の伝説の地と伝えられているところで全く都人士の訪う者がない。そのくせ奈良朝の頃には京と奥州を結ぶ道筋に当たっていたところで、大伴家持が住んだと伝えられる土地もあり、言葉や柔和な風習なぞにも多分に京の名残りがあって、交通の不便な頃は却って賑やかな温泉であった。」

「松の山温泉から一里はなれた山中に兎口(おさいぐち)という部落があり、そこでは谷底の松の山温泉と反対に、見晴らしのひらけた高台に湯のわく所があった。」

村山家のある松之山から兎口を抜け、松之山温泉へ。
あるいは、松之山から湯山を通り松之山温泉へ行き来していたことでしょう。
上湯集落には「安吾岩」と呼ばれる奇岩があったり、
村山家−松之山温泉を周回する道は「安吾の散歩道」と呼ばれています。
また、松之山小学校脇には「坂口安吾文学碑」があります。
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坂口安吾略歴 (1906-1955)
1906年 新潟市に生まれる。
1930年 東洋大学文学部印度哲学科卒業。同人誌「言葉」創刊。
1931年 「言葉」廃刊。後継誌『青い馬』を創刊。
同誌にて『風博士』『黒谷村』発表。
1946年 『堕落論』『白痴』発表。
太宰治、石川淳らとともに新文学の旗手と称される。
1947年 梶三千代と結婚。『不連続殺人事件』発表。
1955年 脳出血のため死去。享年49歳。

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