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若木迎え、どんど焼き、花餅飾り(2017年)

水曜日, 1月 11th, 2017

 1月8日(土)に小正月の伝統行事イベント「若木迎え・どんど焼き・花餅かざり」を開催しました。
関東方面や遠くは大阪から毎年ご参加いただいている皆さん含め、今年も多くの参加者の皆さんと新年のイベントを開催することができました。

まずは「若木迎え」をキョロロの森で行いました。
若木迎えは約40年ほど前まで松之山の各集落で行われてきましたが、薪を燃料として使わなくなった現在では行われなくなり、一度途絶えてしまった伝統行事です。今年は積雪が少なく、若木迎えの会場までカンジキやスノーシューを使わず歩いて行けました。

その年の恵方(今年は北北西)に向かい祭壇を作り、旧年の感謝と新年の恵みを祈念しました。

その後、参加者の方に協力いただきながら、周辺の若木、枝を伐りました。
若木迎えは「木伐り正月」とも呼ばれ、1/11~14の間に行われることが多かったそうです。

若木迎えで切ってきた木を囲炉裏で燃やして煙を浴びると若返る・体が丈夫になるという言い習わしがありますが、キョロロでは伐ってきた木を、カヤと藁でつくった賽の神に刺し入れ、いっしょに燃やします。

年男年女のみなさん中心に点火していただき、豪快に燃え上がるどんどです。

会場では甘酒がふるまわれたり、どんどの火で炙った身欠きニシンを戴き、健康を祈りました。

その後館内に移動し、花餅かざりを開催しました。
今年は4色の花餅を用意しました。雪に覆われ花のないこの時期に行われてきた小正月の伝統行事です。

まずは参加者全員でダンゴの木(ミズキ)の枝先に、花餅や飾りの煎餅を飾っていきます。

立派な花餅飾りが完成しました!
1月中は地炉周辺に飾ってありますので、ぜひご覧ください。

その後、各ご家族ごとにお持ち帰り用の花餅かざりを作りました。
本当に花が咲いたようにきれいですね。

このイベントを毎年楽しみにされている皆様も多く、たくさんの皆様からご参加いただきながら、今年も無事に小正月の伝統行事体験イベントを開催することができました。ご参加いただいたみなさまありがとうございました。

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撮影日:2017年1月8日