第6回つまり市民里山学会のご報告

昨日、十日町情報館にて「第6回つまり市民里山学会」を開催いたしました。
50人を超える市内外の皆さんからご参加いただき、盛会のうちに終了いたしました。 
ご参加いただきました皆様、ご協力いただきました関係者の皆様に深く感謝申し上げます。

当日の様子をご報告いたします。

十日町市教育長からの開会のあいさつの後、まずはキョロロから小林が発表したしました。

「博物館を核とした子育て支援としての環境教育~「ブナの森のようちえん」を開催して~」と題して、今年度つまり地域の市民ボランティアスタッフの皆さんと開催した、未就学児とその保護者を対象としたイベントの報告をさせていただきました。

続きまして、TAPPO南魚沼やまとくらしの学校の水村賢治さんによる、「TAPPO南魚沼やまとくらしの学校活動報告」と題した発表をしていただきました。

南魚沼市の栃窪と清水地域で、田んぼ仕事、草刈アート選手権、生きもの復活大作戦、こどもキャンプ、雪国の暮らし体験など、地域全体を学びの場としてご活動されている様子を紹介していただきました。

休憩をはさみまして、十日町市古文書整理ボランティアの高橋由美子さんから「発見!篤姫と和宮が愛した十日町の越後縮」と題した発表をしていただきました。

江戸時代に繁栄した十日町市の縮問屋の商った越後縮が、当時の徳川家将軍やその正室や生母に愛用されていたことを示す古文書が確認されたお話をしていただきました。

休憩時間には、貴重な資料の実物を別室にて公開し、高橋さんの説明に来場者の皆さんも熱心に聞いておられました。

最後に、やままゆ懇談会の高橋一馬さんから「天蚕(ヤママユガ)飼育の試み2」と題した発表をしていただきました。

以前もこの会でご発表いただき、十日町市の木ブナを用いてヤママユガを飼育する取り組みの続報を報告していただきました。医療や食品分野に至るヤママユガの繭の持つ可能性について語っていただきました。

最後に予定していた信州大学の朝倉さんによる発表は、都合によりキャンセルとなりました。ご了承ください。


発表に関して、参加した皆さんの関心も高く様々な質問や意見交換が繰り広げられました。

今回から発表分野も広くなり、発表分野が多岐にわたり楽しめたという感想を多くいただきました。
今後も本会が、つまり地域の魅力を発信し続け、市民の皆様により愛される会に成長できることを願っております。

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撮影日:2014年3月8日

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