春、雪解けとともに、松之山の野山には多くの山菜が顔を出します。市販の野菜とは違い独特の風味や苦みがありますが、それがまた山菜の魅力です。山菜を採って食するのは、松之山の春の楽しみのひとつと言えます。
・ヤマウド
代表的な山菜のひとつで、香りがよく天ぷらや煮物、あえ物などいろいろな食べ方があります。
根はドッカツと呼び、おふろに入れるとポカポカするそうです。
・コシアブラ
少しひらいた新芽をとって天ぷらにして食べます。
たらの芽よりもおいしいと人気が高い山菜です。
・コゴミまたはコゴメ(クサソテツ)
あくぬきなどの手間がいらず、おいしい山菜ですが、昔は松之山では食べなかったそうです。
ごま和えやマヨネーズ醤油でいただく。歯ごたえを楽しむ山菜。
・ゼンマイ
茹でて天日に干し、もんで乾燥させ貯蔵します。お正月料理に戻し、けんちん汁や煮物にします。
胞子葉と栄養葉があり、食べられるのは栄養葉のみです。松之山では胞子葉をオス、栄養葉をメスと呼びます。
・アズキナ
早春の代表的な山菜です。灰汁抜きの必要もくせもない調理しやすい山菜です。
おひたしや、味噌汁の具にしていただきます。
・ヤブカンゾウ
くせがなく、おいしい山菜です。新芽をつんで茹でて食べます。
タニシなどと一緒にぬたにして食べる習慣があります。
・アサツキ
玉状の地下茎を食べます。蕎麦のつけ汁に薬味として入れて食べたりします。ネギの仲間で、少し辛みがあり、お酒とよく合います。
・ツリガネニンジン
若芽をつんで食べます。えぐみがなくあっさりした味で食べやすく、
昔から親しまれている山菜です。
・ヤマブキショウマ
新芽はしゃきっとした歯ざわりがあり、おひたしなどにして食べます。
・サワアザミ
葉にとげがありますが。若芽のとげは熱を加えると痛くなくなります。
茎はシャキッとした歯触りで。油で炒めると美味しいです。
ご注意:松之山の森林は、ほとんどが私有地です。つまり、人の庭に生えているのと一緒です。もし、見つけても採集等はご遠慮ください。
山菜は松之山地内に点在する「無人販売所」などで季節ごとの種類を販売しております。ぜひご利用ください。
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