世界有数の豪雪地帯である松之山の雪は平均3.5m、多い年は5mを超える大雪が降ります。
ひっそりと静まり返ったように思える白銀の風景ですが、目を凝らし、耳を澄ましてみると、豪雪と共にたくましく生きる動植物や人々の命を感じることができ、冬の松之山でしかない未知の世界があります。
なぜ、松之山は豪雪が降るのでしょう?
冬、ユーラシア大陸から日本に向かい季節風が吹いています。この季節風が日本海から蒸発する水蒸気をもらい、この水蒸気から雪雲ができます。この雪雲が山脈にぶつかって上空に押し上げられ、冷たくなって雪になるのです。
さらに、松之山を含む新潟県西部は、日本海中部に風が集まってできた強い雪雲や白山山系や北アルプスの北側を回ってくる風によってつくられる強い雪雲の通り道になっており、他の地域よりも多くの雪が集中的に降り積もるのです。
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