全面サビで覆われたユニークな博物館!
〜 館の名前の由来は「アカショウビン」のさえずり 〜
「キョロロ」という館の名前は、松之山の里山を代表する野鳥「アカショウビン」の鳴き声「キョロロロロ~」から名付けられました。アカショウビンは南国から松之山に渡ってきて営巣をする渡り鳥です。飛来時期は田植えの始まる梅雨の季節で、松之山ではこの時期を「さずえ」と言います。アカショウビンは「さずえどり」として呼ばれ親しまれてきた旧松之山町の鳥です。
▲ アカショウビン(C)芦田久
〜 概要 〜
十日町市立里山科学館 越後松之山「森の学校」キョロロは、雪国の里山の生物多様性をテーマとした参加体験型の小さな自然科学館です。雪降る里山「雪里」の生物多様性に関連した常設展や企画展をはじめ、豊富な自然体験イベントを通して、五感で里山の自然を楽しく体験・探究することができるミュージアムです。
また、里山の生物多様性に関する市民参加型の調査・研究、保全活動を展開し、その成果を展示・教育・体験・観光などの博物館活動へ幅広く活用しています。地域住民をはじめ地域内外の様々なステークホルダーの皆さんと共に、参加体験型の博物館活動を地域づくりにつなげる活動を展開しています。
周囲には、日本一美しいと称されるブナの二次林「美人林」や、森林やため池群が広がる約80ヘクター ルの里山「キョロロの森」(環境省の生物多様性保全上重要な里地里山に選定)が広がり、自然観察をはじめとした各種体験プログラム、体験学習や動植物の研究・保全活動の場として活用されています。
▲ 野外活動
▲ 館の外観
▲ 美人林
▲ 館内展示(志賀夘助チョウコレクション)