里山保全

生物多様性保全活動

生き物が暮らす里山を知り・保全し・伝えよう!

十日町市松之山地域には、日本の原風景とも称される美しい里山の自然と伝統的な文化が今も色濃く残る地域です。
キョロロではこの貴重な里山の自然と文化を後世に伝えるために、里山の生物多様性に関する様々な里山保全活動を行っています。

  • 里山の生き物サポーターズ

    「里山の生き物サポーターズ」は里山管理活動と連動した市民参加型の生物多様性保全活動です。里山の田んぼ、ため池、森、草地をフィールドにした里山管理活動を通して、みんなで楽しく生き物が暮らしやすい環境の創出や維持を目指しています。
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    活動の様子はこちらから(公式ブログ「キョロロ通信」)

    巣箱設置や繁殖調査を通じた野鳥の保全活動

    ▲ ビオトープづくり

    巣箱設置や繁殖調査を通じた野鳥の保全活動

    ▲ 間伐活動

  • 絶滅危惧種の保護活動

    「キョロロの森」は環境省の「生物多様性保全上重要な里地里山」に選定されています。生物相・分布・生態などの調査を通じて絶滅危惧種を含めた里山の生物多様性の保全活動を展開しています。また、地域の自然保護団体と協力しながら、ブッポウソウやアカショウビンといった絶滅危惧種の野鳥の保全活動も実施しています。
    ※これら希少な野鳥に関する生息地・繁殖情報は公開しておりません。予めご了承ください。
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    <野鳥観察のルール・マナー順守をお願いします>
    松之山地域内では、カメラマンの営巣地への過干渉により、残念ながら野鳥が営巣放棄する事案が発生しています。また、交通の妨げとなる駐車や私有地・農地への立ち入りなど、地域住民の方々がお困りになられているケースがあります。バードウォッチングを楽しまれる皆様には、改めて野鳥観察のルール・マナーを順守し、野鳥の営巣などに負担をかけない、また住民へご迷惑とならないようお願いいたします。
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    巣箱設置や繁殖調査を通じた野鳥の保全活動

    ▲ 巣箱設置や繁殖・生息調査を通じた野鳥の保全活動

    「絶滅危惧種の生態調査(市民参加型)」

    ▲ 「絶滅危惧種の生態調査(市民参加型)」

  • 外来種の駆除・管理活動

    近年、里山では外来種の侵入・定着により、在来種の減少などが確認されています。市民参加型の生物多様性保全活動として、アメリカザリガニやオオハンゴンソウなど外来生物の駆除・管理、またそこに関係する研究活動を展開しています。
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    アメリカザリガニの捕獲に関する活動の様子はこちらから(公式ブログ「キョロロ通信」)
    オオハンゴンソウの駆除に関する活動の様子はこちらから(公式ブログ「キョロロ通信」)

    「アメリカザリガニ捕獲作戦」

    ▲ 「アメリカザリガニ捕獲作戦」

    「オオハンゴンソウの駆除活動」

    ▲ 「オオハンゴンソウの駆除活動」

  • 森づくり活動・木育活動

    十日町市の木「ブナ」を中心とした森づくり活動を実施しています。地域のブナが持つ遺伝的多様性・固有性に配慮するため、地域産のブナの種子や山採り苗を用いています。
    また、生物多様性の保全・森林管理をとおして森のめぐみに触れ合う「木育」を推進する活動も実施しています(主催:妻有木育推進協議会)。
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    森づくり活動の例はこちら(公式ブログ「キョロロ通信」)
    「木育」推進活動の様子はこちら(公式ブログ「キョロロ通信」)

    松之山産のブナを用いたブナ林再生活動

    ▲ 松之山産のブナを用いたブナ林再生活動
    (教育旅行・体験コンテンツ)

    松之山産のブナを用いたブナ林再生活動

    ▲ 松之山産のブナを用いたブナ林再生活動
    (ブナの里づくり実行委員会)

  • 棚田再生活動
    ~いきものいっぱいの田んぼ~

    休耕田を再生したキョロロの田んぼ・ため池では「安全でおいしいお米づくり」と「生き物いっぱいの棚田の景観」を目指して、伝統的農法でのお米作りを行っています。キョロロの田んぼでは無農薬&手作業でのお米づくりイベントを実施し、また「中干し」を行わないため田んぼに様々な水生生物が育ちます。これら放棄水田を再生したビオトープ・水田を管理しながら、水生生物の保全や体験イベントの場としても活用しています。
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    田植えの様子はこちら(公式ブログ「キョロロ通信」)
    田の草とり・田んぼの生き物調査隊の様子はこちら(公式ブログ「キョロロ通信」)
    稲刈りの様子はこちら(公式ブログ「キョロロ通信」)

    生き物いっぱいの田んぼでお米作り体験

    ▲ 生き物いっぱいの田んぼでお米作り体験

    伝統的な棚田のお米づくりをイベントとして開催

    ▲ 伝統的な棚田のお米づくりをイベントとして開催

  • 文化の多様性の保全
    〜伝統行事の復活と継承〜

    里山には地域の生物多様性をよりどころにした伝統的な祭事・行事が行わてきました。少子高齢化や過疎化、近年の生活様式の変化などによって失われ、忘れられつつあったこれら地域の伝統祭事を、地域住民の協力を仰ぎながらイベントとして復活し里山の文化を継承しています。「若木迎え」「十二講」などは地域内でいったん途絶えた伝統行事ですが、キョロロではイベントとして復活させ、参加者との交流を通じて「生物文化多様性・伝統知」を継承しています。
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    「若木迎え」「どんど焼き」「花餅飾り」の様子はこちら(公式ブログ「キョロロ通信」)
    「十二講」の様子はこちら(公式ブログ「キョロロ通信」)

    新年の恵みを山の神に祈る「若木迎え」

    ▲ 新年の恵みを山の神に祈る「若木迎え」

    山仕事の無事を祈る伝統魚時「十二講」

    ▲ 山仕事の無事を祈る伝統行事「十二講」

インフォメーション

十日町市立里山科学館 越後松之山「森の学校」キョロロ

〒942-1411 新潟県十日町市松之山松口1712−2
Tel : 025-595-8311 / Fax : 025-595-8320

開館時間

9:00~17:00 (最終入館16:30)
※2024年12月1日(日)〜
2025年3月9日(日)の
閉館時刻は16:00(最終入館15:30)

休館日

火曜日(火曜日が祝日の場合は翌平日)
※2024年12月1日(日)〜2025年3月9日(日)の休館日は火・水曜日

お問い合わせ

025-595-8311
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