企業・団体様へ

日本遺産
「究極の雪国とおかまち
―真説豪雪地ものがたり―」
に認定されている新潟県十日町市の里山

企業・団体の皆様とともに創りたいこれからの未来

里山科学館「森の学校」キョロロでは、里山の生物多様性をテーマとした豊富な環境教育プログラムの実践や市民参加型の調査研究など、里山の生物多様性の保全に関する地域に根差した取り組みを進めています(2016年日本自然保護大賞受賞)。生物多様性に関する体験的な学びや研究・保全活動の舞台となるフィールド、地域の生物多様性を科学的手法で評価し情報を開示・アーカイブする博物館機能を有し、これを地域の生物多様性保全につなげることに挑んでいます。この実現や加速には、住民をはじめ様々なセクターとの協働が欠かせません。企業・団体の皆様とのパートナーシップを育くみながら、 NbS(Nature-based Solutions: 自然に根ざした社会課題の解決策)の社会実装を通じて、ネイチャーポジティブな社会の実現を目指したいと考えています。

「生物多様性」を資産とした時代の潮流

多くの企業はその経済活動を通じ、自然の恵みを享受しつつ商品やサービスを生活者に提供しています。その過程において、生態系に大きな負荷をかけていることが懸念されます。今、改めて企業の経済活動というものが、生態系に密接に依存し、多大な影響を与えていることを認識し、負荷の低減や保全への貢献に積極的に取り組み、ひいては生態系を資産として考えていくことが求められています。

1 自然関連財務情報開示タスクフォースTNFD(Taskforce on Nature-related Financial Disclousures) に関連する知見の享受

キョロロでは、生物多様性分野の博士号をもつ学芸スタッフらにより、地域の生物多様性の調査研究・インベトリー化のみならず、その価値を展示・体験イベント・教育支援といった環境教育プログラムにより広く教育普及することに力を入れています。TNFDが目指すネイチャーポジティブへの貢献を、生物多様性に関する俯瞰的・専門的な学びや行動といった博物館の機能から貢献したいと考えています。

自然関連財務情報開示タスクフォースに関連する知見の享受

2自然を守り持続させながら
発展するビジネスモデルへ

我々の暮らしのみならず企業・団体の事業推進は多様な自然資本(生態系サービス)の恩恵の上に成り立っており、生物多様性の劣化は我々の生存や暮らしの豊かさ、またそれを支える社会活動の停滞に直結します。ネイチャーポジティブの実現は、バリューチェーンを通じて企業・団体の事業の持続性や高付加価値化に貢献することが期待されます。生物多様性の保全に貢献する戦略の開示が、持続可能な社会の実現に寄与するビジネスモデルとして期待されています。

自然を守り持続させながら発展するビジネスモデルへ

3持続可能な生物多様性の保全と私たちの行動

現在、人間活動の影響により過去に地球が経験したことがないスピードで世界的な生物の絶滅が進行しています。里山における人口減少は自然への働きかけの低下をもたらし、耕作放棄地の増加や環境の多様性の低下を通じ絶滅危惧種が増加しています。生物多様性保全に関わる課題解決に向けた行動変容を促す上で 「人と自然との関係性」を自分事としてとらえ、その持続可能性にむけた適切な行動への関心や理解を高める必要があります。

持続可能な生物多様性の保全と私たちの行動

ESGにおける非財務評価の向上へ

ESGとは「環境(Environment)、社会(Social)、企業統治(ガバナンス Governance)」の英単語の頭文字を取った用語です。昨今、ビジネスの世界でESGの観点が必要だという考え方が世界中で浸透してきており、企業が長期的に成長するための最重要キーワードと言えます。さらには、企業の潜在的な価値を測る「非財務評価」としても注目されています。

1地域社会とのコミュニケーション・
次世代育成支援

国内はもとより世界でも有数の豪雪地帯として、固有の地域環境、生態系が守られている十日町。この豊かな環境について学び、地域社会とのコミュニケーションを育んだり、次世代へ継承するような取り組みを、ESGに結びつけた企業活動としてとして促進、開示していくことで幅広いステークホルダーとのエンゲージメント強化にもなります。

地域社会とのコミュニケーション・次世代育成支援

2人々の健康・ウェルビーイング

「ウェルビーイング」とは、身体的・精神的・社会的に良好な状態にあることを意味する概念。働き方改革が叫ばれ、テレワークなどの働き方が広がっている今、従業員の健康や幸福にも目を向ける企業は増えています。豊かな自然環境の中での企業研修やセミナー等の実施、また従業員やその家族を含めた社員旅行などは、従業員のウェルビーイングを高めるかけがえのない体験価値となり得ます。

人々の健康・ウェルビーイング

3ガバナンス

これまで自然環境の保全とビジネスは分けて考えられてきたものの、生物多様性や自然資本の毀損はビジネス上のリスクに直結するとの考え方が広まっています。よって、ガバナンスの観点からも、従業員の生物多様性、生態系保全の理解促進に務め、ガバナンスポリシーやルールを明確にすることが求められます。

ガバナンス

TNFD「生物多様性」 自然資本に関連するメニュー

1 自然関連財務情報開示タスクフォースTNFD(Taskforce on Nature-related Financial Disclousures) に関連するリテラシー向上研修

テーマ
TNFD・生物多様性に関連する時代の潮流 / 
日本の里山と生物多様性について
時間
45分-60分
リアル会場:十日町キョロロ
オンライン可:日本全国・海外からの参加受付
対象
企業・団体
参加人数(リアル会場 最大30名 :オンライン会場 @@名)
導入イメージ
TNFD・生物多様性について社内での関心喚起やリテラシー向上機会の創出

自然関連財務情報開示タスクフォースに関連するリテラシー向上研修

2「里山の 生物多様性」を
体験的に学ぶ半日~1Dayプラン

テーマ
TNFD・生物多様性に関連する時代の潮流 / 
里山とその生物多様性を体験的に学ぶ
自然体験(ブナ林散策・生物観察・ビオトープ造成&調査など)
時間
半日~1日
リアル会場:十日町キョロロ
対象
企業・団体
参加人数(リアル会場 最大30名)
導入イメージ
TNFD・生物多様性について社内での関心喚起やリテラシー向上機会の創出に加え、リアルな自然体験を重視し学びを深める。自然環境を活かした人々の健康Well-beingにも貢献。

「里山の 生物多様性」を体験的に学ぶ半日~1Dayプラン

3学術調査・研究・環境教育プログラム開発

キョロロでは開館以来、市民参加型の生物多様性調査を継続しており、多くの目による地域の生物多様性の把握は、新種や地域初記録種の発見にもつながっています。またこれらの知見をベースとした絶滅危惧種の保全活動も展開しています。産学官連携による、共同調査、研究・環境教育教育プログラム開発等を行い、生物多様性を核とした社会課題の解決に貢献します。

学術調査・研究・環境教育プログラム開発

※上記メニューはイメージです。各企業様のご要望に応じてカスタマイズ可能です。
費用・共創のご提案等お気軽にお問い合わせください。  

企業事例

1サントリー労働組合様

越境経験による五感塾:「人間力」をテーマにした「探究プログラム」(企画:株式会社ビジネスサクセス・ストーリー様)

実施内容
里山の生物多様性に関する講話(館内)、ブナ林と棚田における水循環をキーワードとした生物多様性の関係性(フィールドワーク)
詳細 (外部リンク)
https://bs-story.co.jp/topics/experience-learning/suntory1-3

サントリー労働組合様

2公益財団法人ノエビアグリーン財団様

「未来につながる環境教室」:里山の生物多様性のめぐみ(生態系サービス)を体験的に学ぶ環境教育プログラムの実践(企画協力:日本自然保護協会様)

実施内容
ブナ林散策、水辺の生き物観察、館内見学、ぬか窯炊飯・郷土食「あんぼ」制作体験
詳細 (外部リンク)
https://www.noevirgreen.or.jp/environment/activities/20191027.htm
https://www.nacsj.or.jp/partner/2020/04/19895/

公益財団法人ノエビアグリーン財団様

3東京ウェスティンホテル様

テーマ
里山の生物多様性のめぐみ(生態系サービス)の探究と里山保全活動(ブナの植樹など)
実施内容
ブナ林(美人林)散策、ブナの植樹体験・植栽地の手入れ作業、館内見学など
詳細 (外部リンク)
https://www.facebook.com/trico.echigotumari/posts/pfbid0eRfiajrhkxk3pyDranRCbHbiaxPR3tT7ijXchuNK3SHFnPkeyMAdX3hWPM9ra12yl

東京ウェスティンホテル様

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インフォメーション

十日町市立里山科学館 越後松之山「森の学校」キョロロ

〒942-1411 新潟県十日町市松之山松口1712−2
Tel : 025-595-8311 / Fax : 025-595-8320

開館時間

9:00~17:00 (最終入館16:30)
※2023年12月1日(金)〜
2024年3月15日(金)の
閉館時刻は16:00(最終入館15:30)

休館日

火曜日(火曜日が祝日の場合は翌平日)
※2023年12月1日(金)〜2024年3月15日(金)の休館日は火・水曜日

お問い合わせ

025-595-8311
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