常設展
▲ 志賀夘助コレクション
▲ ミヤマカラスアゲハ
生体展示
十日町市の里山に生育するカエルやサンショウウオといった両生類や、メダカやシナイモツゴといった魚類を始め、様々な生きものを生体展示しています。一部は釣ったり触ったりして触れ合うこともできます。また、例年夏季には生きたカブトムシやクワガタムシを放し飼いにした「クワカブルーム」が館内に登場し、手にとってじっくり観察することができます。
▲ シナイモツゴ
▲ 生きたカブトムシを観察し放題の
カブトムシルーム(夏季)
おもしろボックス
200個の引き出しの中に地域の方々が紹介・自慢したい宝物が入った地域住民参加型の展示物です。里山の自然や文化に関する様々のものが入っていて、手に取って観察することができます。
▲ 200個の引き出しの中には
地域の宝物がたくさん
▲ かんじき
雪里展
剥製や標本、触れて学べるハンズオンタイプの展示を通じて、雪国の里山の生物多様性に触れることができます。また、過去30数年にわたる積雪量の実寸大のグラフやジオラマを通して、里山の文化にも触れることができます。
▲ 積雪量の実寸大のグラフ
▲ 棚田のお米づくりの四季を学べるジオラマ
ワークショップ
ダイジンガー
ダイジンガーとは、十日町の方言で“大切なもの”や“大事なもの”を表す「だいじんがぁ」から名付けられたシステムです。住民の皆さんと一緒に調べた「地域の自慢」「地域の記録」を地図上に表示し、地域の宝物として紹介しているデータベース型展示物です。
▲ 住民参加による地域情報の
GISデータベース
▲ 地域全体博物館を体験
大地の芸術祭
作品のご紹介
キョロロには館内外に8つの大地の芸術祭作品が展開されています。
※野外作品は冬季見学することができません。
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大地、水、宇宙
(逢坂卓郎)
暗闇の螺旋階段の壁面に走る青い光は宇宙線を視覚化したものです。宇宙線は宇宙から地球に降り注いでいる微細な粒子で、普段私たちの体を1秒間に200個以上も通過しています。この宇宙線をセンサーが捕らえると、キョロロの塔の内部に設置された青いLEDは点灯し、水中の赤いLEDは消えるようになっています。松之山の大地と水と宇宙が一体となって感じられる空間を目指した作品です。
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足下の水(200㎥)
(遠藤利克)
キョロロの建物に囲まれた地面の下に蓄えられた200㎥の水。確実に存在してるが見ることができない存在を、想像し存在を感じる作品です。
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キョロロのTin-Kin-Pin -音の泉
(庄野泰子)
塔の下から聞こえるティン、キン、ピンという音は、建物の裏から湧き出ている水を利用した鉄琴が奏でています。雨や雪解け水など、松之山に息づく自然の営みから生まれた湧き水が水滴として発音体の上に落ち、この音を創り出します。
季節や天気により水量が変化し、湧き水が即興の奏者となって偶然のリズムや音の連なりが生まれ、多彩に変化していきます。湧き水はこの作品を通過して、下流の棚田へと戻り、再び土地を潤します。 -
ネイチャーウォーク
(ジェニー・ホルツァー)
キョロロ森内の散策路沿いに、合計102の言葉がひとつひとつ石に彫り込まれた作品。ブナ林や草地を含む約1,800mの散策路に道しるべのように作品が設置されています。
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Life-size 超高解像度人間大昆虫写真
(橋本典久+SCOPE)
採集した昆虫を超高解像度で撮影し人間大に拡大した作品。トンボの翅の細部やチョウの鱗粉など肉眼では見えない部分もリアルに浮かび上がり、造形の美しさや昆虫の多様性に触れることができます。life-sizeという名称には、[life]マイナス[size]、[生命]から[大きさ]を取り除いて鑑賞するという意味も込められています。
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ZooMuSee
(橋本典久+SCOPE)
超高解像度人間大昆虫写真[life-size]の高解像度画像データを見ることができるデータベース。実物大の昆虫から、どんどん拡大して細部の様子をみることができます。
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メタモルフォーゼ-場の記憶-松之山-
(笠原由起子+宮森はるな)
松之山の里山に生育する20種以上の植物の開花・結実・落葉期の形を形取ったレリーフパネル。地域住民と共に多様な植物の1年間を追って制作されました。
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「森の学校」キョロロ
(手塚貴晴+由比)
2003年7月に「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」に伴い松之山町立(合併後十日町市)の施設として開館。300件の公募から選ばれた手塚貴晴+手塚由比両氏の設計による、長さ160メートル、重さ2000トンの耐候性鋼板(コールテン鋼)製の建築物です。