Archive for the '①生き物だより' Category

【プレスリリース】十日町市内で長らく記録が途絶えていたトンボ「カトリヤンマ」を 市内小学生が採集しました

金曜日, 12月 12th, 2025

十日町市では長らく記録が途絶えていたトンボの仲間「カトリヤンマ(Gynacantha japonica)」を、市内小学生が採集しました。

カトリヤンマ(Gynacantha japonica)はヤンマ科のトンボの一種で、全国的に非常に減少しているトンボです(新潟県では絶滅危惧Ⅱ類)。市内では1950年代には普通に見られたとの報告がありますが正確な記録はなく、現在はほぼ見ることのできなくなったトンボです。新潟県全体でも1991年以降30年以上にわたり正確な記録が途絶えており、近年になって村上市(2023年)で32年ぶりの記録が報告されたばかりです。今回、十日町市内において市内小学生がカトリヤンマを採集し、市内では少なく見積もっても33年ぶりの記録となりました。

採集者の小学生は、兄弟と共に地域内で様々な昆虫を採集しており、当該標本を含む昆虫標本が、令和7年度の郡市発明工夫模型展・生物標本展に出品されました。本標本は当初ギンヤンマと同定されていましたが、標本展に来場した方から誤同定の指摘があり、学芸員が再同定を行った結果、腹部第10節腹面に特徴的な長い突起が確認されたためカトリヤンマと同定しました。

採集記録および発見の経緯について、「森の学校」キョロロ研究報告第7巻(令和8年3月発刊予定)にて詳しく報告予定です!


▲採集個体の標本

初雪に包まれた美人林の紅葉(2025.11.19)

金曜日, 11月 21st, 2025
\初雪に包まれた美人林の紅葉/
紅葉の美人林に初雪が降りました。
雪と紅葉のブナ林がコラボした景観が広がっています。
雪の上に鮮やかな落ち葉が広がり、落葉も進み、森全体が明るくなったように感じられます。


池もなみなみと水を貯え、水面には落ち葉が浮かび漂っています。


12月に入るまで降雪の予報はありませんが、雪の影響で落ち枝や散見され、また残雪が残っていますので、散策の際は足元にご注意ください。

11月のこども探鳥会の報告と定例探鳥会のご案内

水曜日, 11月 19th, 2025

11月のこども探鳥会の報告

2025年11月8日(土) 8:00~9:30、天候:曇りのち晴れ、開始時気温7℃、参加者数 子ども3人、大人5人
空は厚い雲に覆われていましたが徐々に青空が広がりました。学園前の安吾の森の紅葉も5割ほどの色付きでした。
参加者でコースの希望を取ると、引っ付き虫(植物の種)の少ない方がいいという声があり、巳之下線コースを歩きました。
浦田松之山線まで下りると田んぼの方でホオジロのさえずりが聞こえて来ました。ホオジロはその後もクロカンコース、もどって来たグラウンドの桜の梢でもさえずっていました。また、ヒヨドリの十数羽の群れが鳴き交わしながら南西方向へ向かう姿を何回か見ることができたほか、種類は分かりませんが小鳥の群れも見ることができました。

確認種7種
ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、スズメ、カワラヒワ、ホオジロ

当日の様子


探鳥会開始打ち合わせ


探鳥会の様子


電線で休むスズメ

11月の定例探鳥会のご案内

松之山野鳥愛護会と「森の学校」キョロロが協働で開催する、松之山地域の野鳥相を調査する定例探鳥会を今年度も毎月第4土曜日に開催しています。
11月18日に初雪を観測し、いよいよ冬到来です。越道川や残り柿にどんな冬鳥が見られるでしょうか。

【日 時】令和7年11月22日(土)午前8時30分から11時30分
【集合地】「森の学校」キョロロ駐車場
【日 程】8:30探鳥会開始
11:10鳥合わせ・情報交換
11:30 終了予定

最近撮影された野鳥


越道川の留鳥のカルガモ


群れで休む泳ぐカルガモ


古い電柱で虫を探す留鳥のオオアカゲラ


旅鳥のイカルチドリ


イカルチドリ どこまで南下するのでしょうか


エサ台に来た留鳥のヤマガラ


エノキのみを食べる冬鳥のツグミ

キョロロの森は開館時間の利用に限定されています。松之山野鳥愛護会またはキョロロが主催する探鳥会を除き、許可なく立ち入りはできません。地域内でも来訪者による野鳥観察が原因となって、地元とのトラブルが多発しています。また、最近では近隣でツキノワグマの目撃が複数回報告されています。野鳥の保護・保全と安全のため、掲示されている看板の内容に従っていただくとともに、ルール・マナーの順守徹底をお願いいたします。