Archive for 6月, 2021

サンショウクイ、クロツグミの囀り響く。6月の定例探鳥会の報告

火曜日, 6月 29th, 2021

6月の定例探鳥会が、26日(土)に実施されましたのでその様子を報告します。

クロツグミやサンショウクイなどの夏鳥の囀りに終始癒された探鳥会でした。途中でオオルリの美しい声に暫く足を立ち止まらせて聞き入りました。

ヤマガラやエナガなどの子育てが早い鳥のヒナがファミリーでエサを採る様子が見られました。

里山を代表するサシバがペアで舞う姿や、鋭い眼光で餌を探す様子も見られました。子育て真最中のようです。ニュウナイスズメがスズメに混じって観察されました。

ヤマセミは、川沿いに飛んでいました。ヤマセミは観察される機会が少なくなった貴重な鳥です。

多くの鳥は今月中には子育てが終わり、餌をとる野鳥の姿を観察する機会が多くなることが期待されます。

参加者 16人(大人14人、小学生2人) 天気:曇りから晴れ

確認種 38種

オシドリ、キジバト、アオサギ、ホトトギス、トビ、サシバ、アカショウビン、カワセミ、ヤマセミ、コゲラ、サンショウクイ、チゴモズ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、ヤブサメ、エナガ、メジロ、オオヨシキリ、ゴジュウカラ、カワガラス、クロツグミ、コサメビタキ、キビタキ、オオルリ、ニュウナイスズメ、スズメ、キセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、イカル、ホオジロ、ノジコ

今回の定例探鳥会で撮影された鳥の写真などを紹介します。

ホトトギス   森撮影

ホトトギス 村山撮影

サシバ 雄 樋口撮影

飛翔するサシバのペア 上:雌 下:雄 森撮影

サシバ 雌 森撮影

サンショウクイ 森撮影

飛び立つ瞬間のサンショウクイ 森撮影

サンショウクイ 樋口撮影

モズの若鳥? 樋口撮影

エナガ 樋口撮影

オオルリ 村山撮影

ニュウナイスズメ雄(左端)とスズメ(右側4羽) 村山撮影

ニュウナイスズメ雌(上)とスズメ(下) 樋口撮影

キセキレイ 森撮影

セグロセキレイ 樋口撮影 

ノジコ 樋口撮影

探鳥会の様子 樋口撮影

特別開催中!「新潟の昆虫標本展示」新潟日報メディアシップ

金曜日, 6月 25th, 2021

新潟市にある新潟日報メディアシップにて「新潟の昆虫標本展示」を開催中です。
6/26(土)に開催される【新潟日報みらい大学「魅力いっぱい新潟の昆虫」】に関連して、県内で採取された昆虫を中心に展示しており、「森の学校」キョロロ所蔵の昆虫標本やパネル類を展示しています。

「新潟の昆虫標本展示」
身近な環境にはどんな虫たちが住んでいるの?みなと広場で見てみよう!新潟県内で採取された昆虫を中心に、展示します。
<会場>メディアシップ1階みなと広場
<期間>6月21日(月)~26日(土) 9:00~17:00(予定) ※21日は設営のため13時から開場
<展示協力> 十日町市立里山科学館 越後松之山「森の学校」キョロロ
https://niigata-mediaship.jp/floor/1974-2



「みらい大学2021第2回公開講座『魅力いっぱい 新潟の昆虫』」には当館加藤研究員が登壇します。
基調講演はトリカヘチャタテの研究でイグノーベル賞受賞の北海道大学・吉澤和徳さん(新潟県小千谷市出身)です。

<日時>2021年6月26日(土)13:30~15:30(予定)(開場13:00)
<内容>
基調講演「(イグ)ノーベル賞昆虫学者への道」
 吉澤和徳(よしざわ・かずのり)
 北海道大学大学院農学研究院昆虫体系学教室 准教授(小千谷市出身)
トークセッション「魅力いっぱい 新潟の昆虫」
 吉澤和徳
 加藤大智(十日町市立里山科学館越後松之山「森の学校」キョロロ 研究員)
 鈴木誠治(昆虫はかせネットワーク 代表)
 中野潔(越佐昆虫同好会 会長)
 コーディネーター 新潟日報社長岡支社報道部キャップ 桑原大輔
<会場>
新潟日報メディアシップ 2階日報ホール(新潟市中央区万代3-1-1)※zoomでのライブ配信もあります。
会場定員 100人(予約制)
配信定員 400人(先着順)
https://www2.niigata-nippo.co.jp/mirai/lecture/65.php

松之山探鳥会の報告と定例探鳥会のご案内

木曜日, 6月 24th, 2021

5月29日(土)午後7時から9時まで 野鳥集会が開催されました。

コロナ禍の為に3密を避け、今年の野鳥集会は松之山公民館(松之山自然休養村センター)で開催しました。事前の申し込みと定員30名で募集しました。参加者は14名でした。

講演に先立ち、松之山の野鳥について松之山野鳥愛護会会員から紹介がありました。

講演では、講師の曽我茂樹さんが、上越地域の鳥の種類や生態について詳しくお話しされました。

講演中の様子

5月30日(日)松之山探鳥会 午前4時30分から7時30分まで

「第65回松之山探鳥会」は、新潟県在住者に限り定員40名で募集して実施しました。参加者は34名で3コースに分かれて鳥の姿や声を堪能しました。

松之山では珍しいサギ科のアマサギが確認されたほか、絶滅危惧種のチゴモズ、サシバなど、確認種の合計は過去最多記録と同じ49種でした。

主任講師の曽我茂樹さん(上越鳥の会)は「49種もの鳥が出てくる探鳥会は少ない。まして、アカショウビンやノジコが出てくるのは松之山ならではと言える。数だけではなく、多くの種類が均等に出て、松之山の環境は多様度が高い」とお話くださいました。

アカショウビンを観察できたコースもあり、充実した探鳥会となりました。

出現種 49種
ヤマドリ、オシドリ、カルガモ、キジバト、アオバト、アマサギ、アオサギ、ホトトギス、ツツドリ、カッコウ、トビ、サシバ、アカショウビン、カワセミ、ヤマセミ、コゲラ、オオアカゲラ、アカゲラ、アオゲラ、サンショウクイ、チゴモズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、ヤブサメ、エナガ、メジロ、オオヨシキリ、ゴジュウカラ、キバシリ、ムクドリ、カワガラス、クロツグミ、コサメビタキ、キビタキ、ニュウナイスズメ、スズメ、キセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、イカル、ホオジロ、ノジコ 

観察された鳥たち

アカショウビン

ノジコ

オオアカゲラ

サシバ

セグロセキレイの幼鳥

開会式の様子

探鳥会の様子

次に、6月の定例観察会のご案内です。

日時   6月26日(土) 午前4時30分より
集合地 「森の学校」キョロロ駐車場
日程   午前4時30分 〜  探鳥会
 探鳥会に続いて、鳥合わせ・情報交換 7時30分終了予定
 小雨は決行します。
参加者 新潟県内在住者に限り定員20名です。参加を希望される方は「森の学校」キョロロにお申し込みください。