Archive for 4月, 2022

GWはキョロロで里山の自然を五感で体験しよう!

土曜日, 4月 30th, 2022

美人林の新緑も美しい時期となりました。ゴールデンウィークは「森の学校」キョロロで、里山の自然を五感で体験してください!
GWの体験イベントは以下のラインナップです。すでに定員に達しているイベントもございますが、ぜひ春の里山の自然を五感でお楽しみください。

【自然体験イベント】
5月1日(日)13:00-14:30「里山の生き物探検」定員20名
5月3日(水)10:00-12:00「昆虫標本づくり」定員12名満員御礼
5月3日(水)13:00-14:30「山菜探し」定員20名満員御礼
5月4日(水)13:00-14:30「里山の生き物探検」定員20名満員御礼
5月5日(木)13:00-14:30「里山の生き物探検」定員20名
5月7日(土)10:00-12:00「ブナの森のようちえん」定員15組
5月7日(土)13:30-16:00「森のクモしらべ」定員10名
5月8日(日)13:00-14:30「里山の生き物探検」定員20名
※予約状況は5月2
日現在のものです。

【お食事について】
令和3年度をもちまして「さとやまキッチン」でのお食事の提供が終了いたしました。
今後は多目的スペースとして、イベント会場や来館者の皆様が自由にご休憩していただけるスペースとなります。
お弁当などのお食事をご持参いただき、ご休憩いただくことも可能です(お隻数は30席ほどです)。

↑イベントの様子

↑冬季の様子

【生物多様性×アートの融合】越後妻有 大地の芸術祭2022開幕

土曜日, 4月 30th, 2022

4月29日(土)から越後妻有 大地の芸術祭2022が開幕しました。11月13日(日)まで145日間のロングランです。
里山科学館「森の学校」キョロロでは、大地の芸術祭の期間中3つの企画展(春・夏・秋冬)を開催します。
春季企画展「みんなでみつけた1322種のいきもの展」が現在開催中です。

大地の芸術祭2022の開幕に合わせ、常設展示「ZooMuSee」&「超高解像度人間大昆虫写真 [life-size]」をリニューアルしました!
どちらとも大地の芸術祭アーティストの橋本典久氏+scopeが制作する、生物多様性とアートが融合したコンテンツです。
ZooMuSeeは4Kの75インチ大型タッチディスプレイで、大迫力の大きさで超高解像度の昆虫写真を細部まで拡大して観察することができます。
今回、搭載する昆虫の数を122種から227種へ大幅に増やしました!また複数の昆虫が集結した集合画像の追加、新たな「おまかせチョイス!」「ツアー」なども新機能も追加されました。
多様な昆虫の造形美を心ゆくまで鑑賞してください!



さらにエントランス上部壁に設置していた超高解像度人間大昆虫写真[life-size]もリニューアル。
アサギマダラ、マユタテアカネと共に、横約6m×縦3m以上の巨大な昆虫集合作品が登場しました!
200種類以上の昆虫が集合した大迫力の[life-size]、来館者の皆さんの眼を釘付けにしています。

生物多様性とアートが融合した大迫力の作品をキョロロでぜひご堪能ください!

トキが飛んできた!4月の定例探鳥会

水曜日, 4月 27th, 2022

今年度初めての探鳥会の報告

トキ初飛来。松之山では初記録です。

午前5時前に駐車場に着くと、クロツグミの囀りを初めとして鳥の声がシャワーのように降り注いでいました。今回夏鳥は探鳥会を開始するまでに既にクロツグミやサンショウクイなどが囀っており、最終的には14種も確認できました。さすがに野鳥の宝庫松之山です。

肌寒い曇り空で始まった探鳥会は、残雪が50㎝ほどの締まった雪の上をそのまま歩くことができました。

サンショウクイ、キビタキ、オオルリなどの夏鳥の美しい囀りを聞きながら進みました。途中、オシドリが2羽、又は3羽で上空を旋回したり、コサメビタキがフライングキャッチをしたりする様子を観察できました。

オオルリも期待どおりよく観察できるポイントで今年初めての姿を見せてくれました。懐かしい囀りにしばし浸ってしまいました。

充実した探鳥会の終わりに「森の学校」キョロロの駐車場で参加者で発見した鳥を確認し合っているとき、上空に見慣れない鳥が飛んできました。なんだ、なんだとみんなが騒ぎ出しました。誰かがトキだ!と叫びました。なんとトキが飛んできたのです。日本の野生では絶滅しましたが、今では中国から移入されたトキが佐渡で人工繁殖して増えています。野生での繁殖もうまくいき、現在500羽ほどに増えています。その中の1羽が松之山まで飛んできたのです。松之山では初記録です。参加者全員がトキの飛来に興奮して終わった探鳥会した。

過去約40年間で観察できた野鳥の種類は、ペリカン目トキ科のトキを加えて19目48科148種となりました。

出現種 36種

オシドリ、キジバト、カワウ、アオサギ、トキ、サシバ、コゲラ、アオゲラ、サンショウクイ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、ヤブサメ、エナガ、メジロ、ゴジュウカラ、クロツグミ、ツグミ、コサメビタキ、キビタキ、オオルリ、ニュウナイスズメ、スズメ、キセキレイ、セグロセキレイ、アトリ、カワラヒワ、マヒワ、イカル、ホオジロ、カシラダカ

探鳥会で撮影された野鳥

トキ 加藤撮影

オシドリ 森撮影

カワウ 森撮影

サシバ 森撮影

サシバ 加藤撮影

ハシブトガラスの営巣 村山撮影

梢で囀るウグイス 村山撮影

ツグミ 村山撮影

オオルリ 村山撮影

ニュウナイスズメ 加藤撮影

キセキレイ 森撮影

アトリ 村山撮影

カシラダカ 森撮影