Archive for 10月, 2023

【ドングリと一緒に駆け抜けろ!】どんぐりコロコロコース設置。

土曜日, 10月 28th, 2023

\どんぐりコロコロしませんか?/
里山の森を歩くと足元にドングリが見られる季節になりました。
今年も、キョロロの玄関前の斜面を利用して、全長約20mのどんぐりコロコロコースを設置しました。
どんぐり遊びで秋の里山の自然をお楽しみください♪



【開催日】11月中旬までの開館日の開館時間
ぜひキョロロでどんぐりコロコロしてみませんか?ドングリと一緒に駆け抜けてください!

※ドングリを拾いにキョロロの森内に入る際は、ご入館後入山手続きをお願いします。
※雨天時は中止となります。

こども探鳥会の報告と10月の定例探鳥会のご案内

木曜日, 10月 26th, 2023

10月のこども探鳥会の報告

令和5年10月14日(土)午前8時から9時30分 天気:晴れ 気温:9℃ 参加者 大人7人、小学生5人

探鳥会開始時の気温が9℃と冷え込む秋の装いの中での気持ちの良い探鳥会だった。

観察を始め、グラウンドでハクセキレイの採餌の様子を観察していると、別の鳥が桜の木に止まる。望遠鏡で確認するとビンズイであった。しばらくするとグラウンドに下りて採餌を始めた。この地域では、秋と春先に確認している漂鳥である、久しぶりの確認である。

ススキの中を群れで移動するスズメや、野草の茎に止まる移動途中のノビタキ、スギの梢にハシボソガラスを観察しながら巳の下線を進んだ。

南への移動の途中であると思われる夏鳥のメボソムシクイも確認できた。

ビンズイ、ノビタキ、メボソムシクイなど季節の変わり目に移動する鳥を確認できた探鳥会であった。

確認種 21種

 キジバト、コゲラ、アカゲラ、アオゲラ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュカラ、ヒヨドリ、メボソムシクイ、メジロ、ムクドリ、ノビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ビンズイ、カワラヒワ、ホオジロ

探鳥会で撮影された画像

ビンズイ 村山撮影

ビンズイ 楓撮影

ハシボソガラス 村山撮影

ノビタキ 村山撮影

ホオジロ 村山撮影

コゲラ 村山撮影

ウルシの実をついばむコゲラ

探鳥会の様子 髙橋撮影

自然観察も満喫 髙橋撮影

 

 10月の定例探鳥会のご案内

松之山野鳥愛護会と「森の学校」キョロロの市民協働調査でもある10月の定例探鳥会をご案内します。

【日 時】令和5年10月28日(土)午前6時〜9時

【集合地】「森の学校」キョロロ駐車場

【日 程】午前6時 探鳥会開始

探鳥会に続いて、鳥合わせ・情報交換

      午前9時 終了予定

【申し込み】「森の学校」キョロロ

最近の野鳥写真から

カイツブリ 樋口撮影

ジョウビタキ マユミの実を食べに来たジョウビタキ雌 19日初認 村山撮影

 ツグミ 23日初認 村山撮影

ツグミ 庭に10羽ほどの群れで降りて採餌 24日 村山撮影

コゲラ 村山撮影
 

ヤマガラ 村山撮影

 

 

2023年10月ハナアブしらべの活動報告

日曜日, 10月 22nd, 2023

今年度は天気に恵まれ、これまで調査が中止になることはありませんでしたが、今回は終始雨で調査を断念しました。この時期は気温が低く、晴れでなければ昆虫の活性がかなり低くなるため、雨の中でのハナアブの採集は非常に困難でした。その代わり室内で、参加者の皆さまがハナアブを分類して標本を仕分ける機会としました。

 今回使用した標本は、今年度松之山で、主にハナアブしらべにより採集されたハナアブ科の標本152点です。これらは採集日ごとに並んでおり、種ごとにはまとまっていませんでした(青点線枠の位置にありました)。この標本のうち、まずは肉眼で見て、姿が似ていて同じ種と思われるもの同士を近くにおいていくという作業を、参加者同士で話し合いながら挑戦していただきました。参加者によって視点が違うため、「これとこれは似ているけど腹部の模様が違う」などそれぞれが気付いた違いを教え合って仕分けていました。最終的に仕分けられたものはおよそ7割程度は種ごとにまとまっていました。その後肉眼では見分けるのが難しいものを顕微鏡を通して観察していただきました。中には見た目がよく似ていても、属レベル(種よりも一つ大きいグループ)で違う種が混じることもありましたが、そんなに細かいところが見分けるポイントになるのかと、驚きや難しさを感じられていました。

 私もハナアブを本格的に勉強し始めたのはハナアブしらべを始めてからでしたので、初めは分からない事だらけでした。不思議なことに、このような観察を続けていくと、わざわざ顕微鏡を使わなくとも、口では説明が難しい全体的な形や模様の雰囲気の違いでより多くの種が見分けられるようになります。外で採集する際、その場でその種が分かればわかるほど採集が楽しくなり、その精度も研ぎ澄まされていくと思います。このような細部を顕微鏡で観察して種を調べていくという作業は、ハナアブに限らず生物を正確に同定する上でほぼ共通の方法ですので、ぜひ学んでいただきたい技術の一つです。

 次回のハナアブしらべは11月5日(日)13:30ー16:00に実施します。これまでは第3土曜日に実施していましたのでご注意ください。ここではまず今年度の成果についてのまとめを発表し、その後天気が良ければ採集に向かう予定です。

 今回雨でしたがご参加いただいた皆さまに感謝申し上げます。皆さまのご参加をお待ちしております。