昨日は2013年度研究員ミニ講演会の1回目が、十日町情報館で行われました。
3年目となったミニ講演会ですが、キョロロを出ての開催は今回が初めてです。
一人目の講演者はキョロロのブナ博士、小林研究員です。
世界有数の豪雪地、十日町市特有のブナ林の特徴や魅力、ブナ林が現在抱えている問題や活用方法まで、ブナにまつわる様々な話題が提供されました。小林研究員のブナへの愛情がヒシヒシと伝わってくる講演でした。
二人目の講演者として、私、岩西が十日町市のアリ類の多様性やアリと環境とのつながり、アリ類の特性を活かした環境教育プログラム開発などについてのお話をさせていただきました。
アリは勿論、ブナも十日町市ではとても身近な生物ですが、それだけにじっくり見たり、それについて考えたりすることはかえって少ないかもしれません。参加された市民の方々からは、「目からウロコだった」、「家に帰ったら家族に伝えたい」といった声を聞くことができました。これがきっかけになって、身近な自然を今まで以上に楽しんでもらえればうれしく思います。
また、今回は初めての十日町地域での開催ということもあり、はじめてミニ講演会に参加された方々が多くいらっしゃいました。今後も、より多くの方々に日頃の活動の成果をお伝えできるように努力していきたいと思います。
来週、10/30(水)には、松之山自然休養村センターで2回目のミニ講演会が開催されます。鶴研究員による雪虫についての講演、村山館長によるブッポウソウについての講演が予定されていますので、皆様お誘い合わせの上、ぜひご参加ください。
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撮影日:2013年10月23日