WANTED!新種キョロロコケヒメガガンボを探せ!【2024年国際博物館の日記念事業】

【2024年国際博物館の日記念事業】
「森の学校」キョロロでは、国際博物館会議(ICOM)の制定する「国際博物館の日」(5月18日)記念事業として、2023年に新種記載された「キョロロコケヒメガガンボ」に関するイベント・講演会・ミニ展示を開催します。

<イベント・講演会>
①イベント「新種キョロロコケヒメガガンボを探せ!」
【日時】令和6年5月25日(土)午前10時30分~正午
【講師】加藤大智 博士(元キョロロ研究員)
【定員】20名 ※事前申込必要
【参加費】無料
【主催】「森の学校」キョロロ友の会
【内容】3個体の発見例のみの本種を、キョロロの森を会場に参加者と探索します。

②講演会「新種キョロロコケヒメガガンボ、発見秘話!」
【日時】令和6年5月25日(土)午後1時30分~2時30分
【講師】加藤大智 博士(元キョロロ研究員)
【定員】30名 ※要入館料(一般600円、中学生以下無料)
【その他】YouTubeライブによる配信予定。詳細は今後HPに掲載。

<ミニ展示>「キョロロの学びと研究」
会期:令和6年5月18日(土)~26日(日)
内容:2024年「国際博物館の日」のテーマは“Museums for Education and Research”「学びと研究のための博物館」です。 自然科学館としてキョロロがこれまでに実施してきた教育普及活動や研究活動について、標本やパネルで紹介します。


ビオトープのモニタリング調査【里山の生き物サポーターズ①】

里山の生き物サポーターズはキョロロ周辺の里山環境を保全する活動です。今年度最初のサポーターズ活動は「ビオトープのモニタリング調査」。一昨年・昨年にかけて、キョロロ建物の裏手に新しくつくったビオトープの状態を把握するために、どんな生き物がいるのかを調べます。



水中用網をつかって、ビオトープ内の生き物をとにかく採ります。網羅的にすべての生き物をつかまえて、何がいるのかをリストアップすることが目的です。果たして1年間でどのくらいの生き物がビオトープにやってきたのか、そのビオトープの状態は良いと言えるのかどうか、現在の生物相から考えてみます。



昆虫や両生類を中心に、ちょうど30種の生き物が見つかりました。大物はクロサンショウウオの成体。残念ながらアメリカザリガニも見つかりました。非常に明るく開放されたビオトープで、水草なども生えてきていませんが、それなりの種類が確認できたかと思います。ただ、アメリカザリガニという条件付特定外来生物が早くも侵入してしまったので、注意深くモニタリングを継続していく必要があります。

記録された生き物(30種、順不同):フタバカゲロウ、エゾイトトンボ、オニヤンマ、ギンヤンマ、オナシカワゲラ属の一種、アメンボ、ヒメアメンボ、マツモムシ、ミズムシ(?)、ミズカマキリ、オオコオイムシ、チビゲンゴロウ、ツブゲンゴロウ、ヒメゲンゴロウ、ガムシ科の一種、ウンモントビケラ属の一種、エグリトビケラ、ヌカカ科の一種、ユスリカ科の一種、ケンミジンコ類、アメリカザリガニ、ミズムシ(甲殻類)、アカハライモリ、クロサンショウウオ、ニホンアマガエル、ニホンアカガエル、ヤマアカガエル、トノサマガエル、ツチガエル、キタノメダカ

【友の会会員限定】「キョロロの森ゼミ(4月)」トノサマガエルの研究(まつのやま学園自然科学部8年生)

\友の会会員限定企画/
「キョロロの森ゼミ」は友の会会員の皆さんと季節の自然に関する情報交換やミニ講話などで、里山の生物多様性について楽しく気軽に学び語り合うざっくばらんな定例会です。2024年度第1回目(4/26)のテーマはまつのやま学園自然科学部の8年生による「トノサマガエルの研究」についてです。オタマジャクシの上陸と田んぼの中干しの関係、吸盤がないカエルと水路の形の関係などを発表していただきます。金曜の夜、お気軽にご参加ください。

【時間】18:30~19:30
【定員】20名程度(お申込み時に氏名・会員番号をお伝えください)
【主催】「森の学校」キョロロ友の会
※旧「モリノカタリバ」。今年度から名称が変わります。