Archive for the '②里山だより' Category

ナイトミュージアム2020

日曜日, 8月 9th, 2020

暗闇に浮かぶ標本やアート作品、夜になると活発になる夜行性の生き物など、夜のミュージアムには昼間とは違ったいろんな発見があります。
そんな夜のミュージアムを探検するイベント「ナイトミュージアム」を夏休み自由研究応援シリーズとして今年も開催しました。

夜の草むらや森にはどんな生き物がいるのかな?どんな音が聞こえてくるのでしょうか?まず最初にキョロロ周辺の夜の草地や森を探検しました。
草地ではコオロギやショウリョウバッタ、夜になると巣を張るオニグモの仲間などが観察でき、コナラ林ではカブトムシやスズメガ、大きなヤマナメクジなどを観察することができました。
「スイッチョン、スイッチョン」とハヤシノウマオイの鳴き声が暗闇に響いていました。



館内では、懐中電灯を持ちながら謎解きワークシートを使って館内探検を行いました。
志賀夘助さんの蝶コレクションは、薄暗い館内でひときわ美しく照らし出されます。ワークシートを使いながら、いろいろなチョウを探しました。





生体展示する魚類や両生類の中には、夜に活発に行動している種類もいます。
夜ならではの生き物の行動を観察できました。カブトム観察コーナーでは昼間もカブトムシが元気に動き回っていますが、夜はさらに元気!羽音もブンブン聞こえました。

最後に、ブラックライトをある壁にあてると秘密のメッセージが・・・
ワークシートを使いながら、キョロロ館内を隅から隅まで回り、夜のミュージアムならではの発見を楽しみました!

【SDGs】里山の生き物サポーターズ(6/6)

金曜日, 6月 12th, 2020

キョロロでは今年度から、里山管理活動と連動した市民参加型の生物多様性保全活動「里山の生き物サポーターズ」をスタートしました。
木を伐る、草を刈る、水環境を管理するといった伝統的な里山管理が、多くの生物の生息環境の創出や維持につながることに注目し、「里山の生物多様性の保全」という目標を共有しながらこういった里山管理活動を参加者の皆さんと実践するものです。
近年、国連が掲げる「SDGs(持続可能な開発目標)」の達成に向けて、私たちの生存の基本である衣食住を担う「生態系サービス(生態系からの恵み)」の持続可能性が、SDGsの達成の中でも重要なテーマとして認識されています。人間活動の影響を受けて持続的に維持されてきた里山は、持続可能な社会形成に向けた環境-人間のつながりを考える上で、実践的な学びや行動の舞台として適した場所の一つだと私たちは考えます。
「里山の生き物サポーターズ」は、里山の生物多様性の保全を目的に誰もが無料で参加できる市民参加型のイベントです。里山に関わる一人一人の行動が、里山の持続的な暮らしと生物多様性のつながりの実感に結び付き、本活動が里山の生物多様性の保全やその達成に向けた教育資源となることを期待しています。


初回は新型コロナウイルス感染拡大を受けた休館中に予定していたためスタッフのみで活動を行いましたが、6月6日(土)に一般参加者を募っての今年度の初回を開催しました。
今回は「キョロロの森」内にある遊歩道沿いの低木を伐採する里山管理活動を行い、伐採木を積み上げて昆虫など様々な生物が育つ環境の創出を目的としました。
低木伐採は燃料の確保のために行われてきた伝統的な里山管理で、松之山では「ボイ伐り」と呼ばれています。
燃料として森林資源をほとんど使わなくなった現在、キョロロの森の中にもこういった管理が停止した低木の群落が多く見られます。
低木伐採により林床の光環境が改善することで、林床を生息環境とする様々な植物の成長を促す効果もあります。




伐採した低木はコナラ、クリ、リョウブ、ウリハダカエデ、ヤマモミジ、フジなど多様な樹種です。
地元の方からは材の特徴を活かした利用に関する伝統知もいろいろお話を伺う機会になりました。




伐採した低木は1mほどの長さに切りそろえ、野外体験活動で使用するフィールド沿いに運び積み上げました。
様々な樹種や太さ、腐朽段階という資源に、どんな生き物たちが集まってくるのか楽しみです。
いろいろなカミキリムシがやってくることを予想しています。


次回は6月21日(日)10時~12時に田んぼを会場に、田んぼ内外の草取り(田の草取り)を行います。
除草剤を使わず灌水環境を維持しているキョロロの田んぼではたくさんの水生生物を観察することができます。
この管理活動の一環として次回の「里山の生き物サポーターズ」を開催いたします。

おうちで美人林 Vol. 5「深まる緑を空中散歩」

水曜日, 6月 3rd, 2020

おうちで美人林 Vol. 5「深まる緑を空中散歩」
新型コロナウイルス感染症拡大による「緊急事態宣言」を受け、感染拡大防止のため美人林への観光目的での立ち入りを当面の間ご遠慮いただいてまいりましたが、令和2年6月1日(月)から新潟県民限定での通常開場となりました(感染防止の徹底及び3密回避)。
まだ県外の皆様にはご来訪の自粛をお願いさせていただいておりますが、ご来訪を楽しみにしていただいている皆様に、ご自宅で美人林を感じていただけるよう「おうちで美人林」では美人林の様子を写真や映像でお届けいたします。美人林の緑は徐々に深まりを見せております。ドローンで撮影した映像から、現在の美人林の様子をご紹介いたします。


<おうちで美人林シリーズ>

【おうちで美人林 Vol. 4】新緑の朝散歩編②

【おうちで美人林 Vol. 3】新緑の朝散歩編①

【おうちで美人林 Vol. 2】新緑に包まれた残雪期の美人林

【おうちで美人林 Vol. 1】ブナの芽吹きに囲まれゆれる水面