Archive for 3月, 2011

ブナの開芽が始まったキョロロの森

水曜日, 3月 30th, 2011

ここ数日のあたたかな陽気にさそわれ、まだ残雪の多いキョロロの森へ入ってみました。

キョロロの森へ通じる道。今年はまだ雪が多く、この下にはまだ2mもの雪があります。
足跡一つない雪面をずんずん進むのはとても爽快でした。


ブナの開芽がはじまっていました!
花芽は葉芽よりも早くほころび始めますが、例年の傾向からするとちょっと早い気もします。どうでしょう?


雪の沈み込む力にコナラの枝が巻き込まれていました。
雪の力ってすさまじい・・・


マルバマンサクも、雪の上に顔をだした枝から早速花が咲き始めています。
まだ咲き始めのためか、それとも夕方で気温が下がってきたせいか、花弁がくるくるっと巻いていました。


タヌキくんが、前を歩いていたようです。


水辺の生き物探しでにぎわうアカショウビン池も、ようやく水面が顔を出しました。
クロサンショウウオの卵塊は、まだ発見できませんでした。

今年もブナの開葉調査で週に2回ほどキョロロの森を回ります。
キョロロの森の春の進行状況を随時お伝えします!

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撮影日:2011年3月29日

雪の消え間にフキノトウ

月曜日, 3月 28th, 2011

昨日の大雪とは打って変わって、今日は澄み切った青空が広がっています。 雪の消え間には、フキノトウが春の陽差しを浴びていました。

 

青い空をバックにキリのつぼみが金色に輝いています。

コナラの枝には、羽化した後のヤママユガの繭が葉に覆われていました。  

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撮影日:2011年3月28日

カワアイサが出現

土曜日, 3月 26th, 2011

キョロロと野鳥愛護会の定例探鳥会が春の淡雪の中行われる。降りしきる雪の中、スズメが音もなく目の前を横切る。ハシボソガラスがスギの梢にじっとたたずむ。

カワガラスの声が川面から聞こえた。岸のブッシュからカルガモの番がゆっくりと現れ、上流へ向かう。

参加者は、完全防備だが寒さが身にしみる。しかし、鳥を見る目は生き生きとしている。

しばらくすると、川の上空をカワアイサが2羽の番が飛ぶ。

出現種:カルガモ番、カワアイサ番、ホオジロ、カワガラス、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス 8種

「暑さ寒さも彼岸まで」とは名ばかりの寒い雪降りの朝の探鳥会でした。

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撮影日:2011年3月26日