Archive for the '③イベントだより' Category

2024年春展が開幕しました!

土曜日, 3月 16th, 2024

本日3月16日(土)より、2024年春季企画展「しらべてまもろう!里山の植物」が開幕しました。
今回の企画展は、植物をしらべること・まもることにフォーカスし、ワークシートやハンズオン展示を通して、しらべること・まもることを体感する内容となっています。



キョロロ周辺にはまだまだ雪がたくさんありますが、ふきのとうが顔を出すなど、少しずつ春めいてきました。
本格的な春の到来まであと少し!という季節ですが、一足早くキョロロの企画展で春を感じていただきたいと思います。


企画展コーナーの入口では、早速植物がお出迎え。
館内が暖かいので、ユキツバキが咲き始めています。


生体のほかに、植物標本もご覧いただけます。
額装された標本が並んでいると、ギャラリーのようでカッコイイですね。

そして、植物標本を見るだけではなく、実際に作ってみましょう。
植物標本の作り方を覚えて、夏休みの自由研究にチャレンジしてみてはいかがでしょう?


「なぜ植物をまもらなくてはいけないのでしょうか?」
植物からもたらされる恵みを体感することで、その理由の一端を知ることができます。
香りを嗅いでみたり、植物素材の衣装を身にまとって、植物の恵みを味わってみてください。

ワークシートも2種類(謎解き編・調査編)用意しています。
調査編は周辺の雪が解けて、植物が観察できるようになってからスタートします。
まずは謎解き編を通して、植物をしらべること・まもることについて、考えてみてくださいね。

この企画展は季節の進行にあわせて、少しずつ変わっていきます。
関連イベントも予定されていますので、期間中キョロロに訪れるたびに新しい発見・学びが見つかると思います。
皆様のご来館、お待ちしております!

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【会期】令和6年3月16日(土)から7月7日(日)まで
※3月11日(月)から15日(金)は展示入れ替え休館

【入館料】
・令和6年3月31日(日)まで 高校生以上500円、中学生以下無料
・令和6年4月1日(月)から 高校生以上600円、中学生以下無料

【その他】企画展に関連したイベントを「キョロロの森(※)」を会場に開催します。※環境省の「生物多様性保全上重要な里地里山」選定地。
①花ごよみしらべ
【日時】4月6日(土)、5月11日(土)、6月1日(土)、7月6日(土)の午後1時30分~4時
②植物標本づくり体験
【日時】6月1日(土)午前10時30分~12時
③外来植物(オオハンゴンソウ)の調査・駆除・実験
【日時】6月22日(土)午前10時~12時

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2024年春季企画展「しらべてまもろう!里山の植物」

金曜日, 3月 8th, 2024

キョロロでは春季企画展「しらべてまもろう!里山の植物」を3月16日(土)から開催します。雪国の里山の生育する植物の特徴や多様性をテーマとし、特にその調査・保全の重要性について紹介します。市内の絶滅危惧種の標本、新潟大学教育学部から借り受けた県内絶滅種の貴重な標本画像を展示しながら、クイズやワークシートなども用いて植物の調査・保全について楽しく学ぶことができる企画展です。

【会期】令和6年3月16日(土)から7月7日(日)まで
※3月11日(月)から15日(金)は展示入れ替え休館

【入館料】
・令和6年3月31日(日)まで 
高校生以上500円、中学生以下無料
・令和6年4月1日(月)から 高校生以上600円、中学生以下無料

【その他】企画展に関連したイベントを「キョロロの森(※)」を会場に開催します。※環境省の「生物多様性保全上重要な里地里山」選定地。
①花ごよみしらべ
【日時】4月6日(土)、5月11日(土)、6月1日(土)、7月6日(土)の午後1時30分~4時
②植物標本づくり体験
【日時】6月1日(土)午前10時30分~12時
③外来植物(オオハンゴンソウ)の調査・駆除・実験
【日時】6月22日(土)午前10時~12時

スノーシューでブナの巨木に会いに行く

水曜日, 3月 6th, 2024

3月2日(土)に初開催のイベント「ブナの巨木に会いに行く」を開催しました。
里山にあるブナ林は薪炭林利用の中で成立した二次林がほとんどですが、中には原生林にあるような大きく成長したブナを見ることができます。
積雪期にしか近寄れない場所にあるため、スノーシューを履いて雪いっぱいの森に足を踏み入れました。

前夜の降雪により40cmほど新雪が積もりました。
当日も降雪があったり、青空が広がったりと、刻々と変わる景色の表情を楽しみながら進みます。

花芽が大きくなってきたオオバクロモジの冬芽、ハートのカタチをしたヤマウルシの葉痕(下画像)など、冬ならではの自然観察も楽しみました。

▼ユスリカの観察。

▼ふかふかの新雪に寝転ぶと青空が!

キョロロの森の散策路を途中まで歩いてきましたが、ここからは道がありません。緩やかな斜面を登っていきます。
無雪期は低木が生い茂り登ることは容易ではありませんが、積雪期ならではの特別なルートです。

到着です!
息をきらせ登った尾根近くに、大きなブナが1本立っていました。
周囲長さは300cm以上で、大人3人が手をつなぐとちょうど周りを囲うことができるくらいの太さです。
周辺にはブナの二次林やスギの植林、林道も近い場所にありますが、生える場所は傾斜がきついため、おそらく伐り残されたのではないかと考えられます。


美人林のような細く密度の高いブナの林とは対照的に、枝ぶりも豪快!大迫力です!
数百年にわたり、里山の移り変わりを見てきたことでしょう。
里山の多様なブナの姿を見ることができました。

新雪が降り積もった直後のスノーシュー日和の観察会となりました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
※写真の一部は参加者の方からご提供いただきました。