【自然を科学的に探究!】高校生のフィールドワーク
水曜日, 6月 10th, 2026現在、多くの学校が授業や実習でキョロロを訪れており、里山の自然を舞台とした体験的な学びのシーズンを迎えています。
6月8日(月)、長野県飯山高等学校探究科1年生の皆さんが、「科学的な調査研究の方法」を学ぶことを目的としたフィールドワーク(野外調査)のため、キョロロを訪れました。
飯山高校はスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定を受けており、探究科では科学的思考力や国際性を育むことを重視した教育が行われています。
飯山高校の皆さんによるキョロロでの学習活動は今年で10年目を迎えます。当日は野鳥班、ブナ林班、土壌動物班の3テーマ・4班に分かれ、キョロロの学芸スタッフや地域の自然観察インストラクターのサポートのもと、キョロロ周辺の里山で野外調査を行いました。


野鳥班は、キョロロの森の周辺を一定時間かけて歩きながら、環境ごとに確認された野鳥の種類や個体数を記録し、生息密度の推定に挑戦しました。
ブナ林班は、観光利用されているブナ林「美人林」において、人が多く訪れる地点とほとんど訪れない地点を比較し、林床に生育する植物の種類や土壌の硬さ、落ち葉の粉砕の程度などを調査しました。その結果から、美人林におけるオーバーユース(利用過多)の影響について考察しました。

土壌動物班は、同じく人の出入りの頻度が異なる美人林内の2地点で、土壌中に生息する小さな生き物たちを土壌ごと採集し、その後室内へ持ち帰ってルーペや顕微鏡を用いて観察し、種類や個体数を調べて地点間の違いを比較しました。

午後は、午前中の野外調査で得られたデータを整理し、班ごとに結果をまとめました。平均値や分散の算出、グラフの作成などを行い、調査結果を客観的に分析し、科学的にまとめる手法について学びました。


今回の体験が、自然を科学的な視点で捉え、自ら調べ、考えることの大切さや面白さを実感するきっかけになれば嬉しく思います。















