Archive for 5月, 2019

連日の体験と学び

水曜日, 5月 29th, 2019

現在キョロロでは教育利用のトップシーズンを迎えており、小学校の総合学習利用、越後田舎体験での都市部の小中高生の自然体験、企業や大学生の研修など、雪国の里山の自然を舞台とした「体験」と「学び」を深める活動が連日展開されています。
体験の場の一つであるため池では、トノサマガエルやメダカ、ヤゴやコオイムシなどの水生昆虫を採集し、自分の手で生き物に触れながら里山の生物多様性について学びを深めています。
天候にも恵まれ、里山に子どもたちの声があふれている5月後半です。

写真は市内の小学生の体験の様子です。
これから1年間かけて、キョロロに通いながら季節ごとの里山の自然を体験します。
元気いっぱいの子どもたち。どんな発見があるのか楽しみですね!
20190520

生き物だらけの冒険キャンプ!のご案内

木曜日, 5月 23rd, 2019

「生き物だらけの冒険キャンプ-里山の生物多様性に触れる冒険に出発しよう!-」

里山の自然の中で、思いっきり生き物採集と観察を楽しむキャンプが6月と8月に松之山で開催されます。森や田んぼ、草むらや川など、里山の多様な環境でたくさんの生き物と出会いいろんな発見や驚きを楽しむキャンプイベントです。生き物だらけの2日間を松之山で過ごしてください!
2019ikimonocamp

【開催日】
①2019年6月22日(土)~6月23日(日)
②2019年8月3日(土)~4日(日)
※集合11:00、翌日15:00解散

【定員】20名

【宿泊場所】
越後妻有大厳寺高原キャンプ場

【集合・解散場所】
十日町市立里山科学館 越後松之山「森の学校」キョロロ

【料金】テント持参の場合
大人8,000円、高校生7,600円、小中学生7,100円、未就学児4,500円(税込)
※テントをレンタルする場合:1組(4~5人)5,000円(設営・撤去料込、生き物キャンプ特別料金)の追加料金必要。

【体験内容例】
・里山の生き物探検:森や草地、ため池に生息する生き物を採集して観察します。
・夜の昆虫探検:ライトトラップやバナナトラップに集まる昆虫を観察します。
・川遊び&生き物さがし:川遊びを楽しみながら、川の生き物を採集し観察します。
・探鳥会:朝早起きして、さえずりのシャワーを浴びながら野鳥を観察します。
・昆虫標本&ミニ図鑑づくり:昆虫の体のつくりを観察しながら、標本づくりを行います。 など
※天候や季節により内容が変更になる場合があります。予めご了承ください。
※生き物の持ち帰りは出来ません。観察した生き物は採取した場所にリリースします。

【Q&A】
Q.採集した生き物は持ち帰ることができますか?
A.観察した生き物は採集した場所にリリースします。自然への負荷を最小限にとどめた体験を目指します。

Q.採集や観察のための道具は必要ですか?
A.こちらでご用意しますが、ご自身の使い慣れた道具がありましたら是非ご持参ください。

Q.キャンプ道具を持っていません。
A.テントレンタルを設営・撤去を含めた特別料金でご用意します。他のレンタル用品もございますのでキャンプ場までお問い合わせください。

Q.お風呂は入れますか?
A.シャワールームが24H無料でご利用できます。また体験場所や宿泊場所から10~20分圏内に松之山温泉がございます。

Q.2日間の昼食の用意は必要ですか?
A.「森の学校」キョロロのさとやまキッチンにて、1日目はカレー、2日目はそば(うどん)をご用意します。食物アレルギーがある場合はお申し込みの際にお伝えください。

【注意事項】
・移動は各自でお願いいたします。
・川も含め野外での活動ができる服装でお越しください。
・初日の夕食、2日目の朝食は各自ご準備ください。
・テントやアウトドアアイテムのレンタルもございます。キャンプ場までお問い合わせください。

【主催・お問い合わせ】
越後妻有大厳寺高原キャンプ場
Tel:025-596-2994 Fax:025-596-3130
URL:http://www.daigonji.com

 2019ikimonocamp_chirashi

 

キョロロ生物部、始動!

月曜日, 5月 20th, 2019

里山の生き物をどんどん「探究」する新しいイベント『キョロロ生物部』がスタートしました。
里山の生き物をテーマに、予想→調べる→結論という科学的な思考を毎回体験し、楽しく里山の生き物を調べます。
科学の考え方を楽しく学ぶ体験を通じて、子どもたちの「探究する力」の育成を目指します。結論はみんな違ってみんな良し◎です。

初回の5/19(日)は、生き物の形や行動の「観察」がテーマ。
まず池の中にはどんな生き物がいるのかをみんなで予想します。
オタマジャクシ、カエル、サカナ、ヤゴ、、、いろいろな予想が出てきます。
そして、その生き物たちがどんな行動をするのかを「泳ぐ」「歩く」「浮く」に分類して予想してみます。
生き物たちはどんな行動をするんだろう?
20190519_1

では、実際にため池に移動してどんな生き物がいるのかを採集してみました。
サカナと予想したものが、メダカ、シナイモツゴだったり、
カエルと予想したものが、シュレーゲルアオガエル、トノサマガエルだったりと、多様性があることに気づきます。
20190519_3
20190519_2
20190519_4

採集してきた生き物のを室内でじっくり観察してみます。
どんな動き方をしているのか?
体のどの部分を使って動いているのか?
を行動観察やスケッチを通して、調べてみます。
20190519_5
20190519_8
20190519_6

部員それぞれが観察に選んだ生き物は、トノサマガエル、タニシ、ヒル、ツチガエルのオタマジャクシ、メダカ。
それぞれの生き物の形と行動を結び付けて、特徴を発表してもらいました。
「この動きは、餌を探すときに役立ちそう」「この動きは隠れる時に役立ちそう」いろいろな考えが生まれます。
今回のキョロロ生物部では、生き物の形や行動には意味がありそうだということを、観察を通じて学ぶことができました。
20190519_7
20190519_9

次回は6月29日(土)13:00からです。
生き物が好き、調べることが好き、地域の自然をもっと知りたい子どもたちのご参加をお待ちしています。
今後の開催日:6月29日(土)、7月27日(土)、8月24日(土)、9月28日(土)、10月26日(土)