ビオトープのモニタリング調査【里山の生き物サポーターズ①】

里山の生き物サポーターズはキョロロ周辺の里山環境を保全する活動です。今年度最初のサポーターズ活動は「ビオトープのモニタリング調査」。一昨年・昨年にかけて、キョロロ建物の裏手に新しくつくったビオトープの状態を把握するために、どんな生き物がいるのかを調べます。



水中用網をつかって、ビオトープ内の生き物をとにかく採ります。網羅的にすべての生き物をつかまえて、何がいるのかをリストアップすることが目的です。果たして1年間でどのくらいの生き物がビオトープにやってきたのか、そのビオトープの状態は良いと言えるのかどうか、現在の生物相から考えてみます。



昆虫や両生類を中心に、ちょうど30種の生き物が見つかりました。大物はクロサンショウウオの成体。残念ながらアメリカザリガニも見つかりました。非常に明るく開放されたビオトープで、水草なども生えてきていませんが、それなりの種類が確認できたかと思います。ただ、アメリカザリガニという条件付特定外来生物が早くも侵入してしまったので、注意深くモニタリングを継続していく必要があります。

記録された生き物(30種、順不同):フタバカゲロウ、エゾイトトンボ、オニヤンマ、ギンヤンマ、オナシカワゲラ属の一種、アメンボ、ヒメアメンボ、マツモムシ、ミズムシ(?)、ミズカマキリ、オオコオイムシ、チビゲンゴロウ、ツブゲンゴロウ、ヒメゲンゴロウ、ガムシ科の一種、ウンモントビケラ属の一種、エグリトビケラ、ヌカカ科の一種、ユスリカ科の一種、ケンミジンコ類、アメリカザリガニ、ミズムシ(甲殻類)、アカハライモリ、クロサンショウウオ、ニホンアマガエル、ニホンアカガエル、ヤマアカガエル、トノサマガエル、ツチガエル、キタノメダカ

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