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夏の企画展「里山にいきる世界のいきものずかん~外来種とくらす私たち~」開催中です!

土曜日, 7月 22nd, 2017

  キョロロでは、7月15日(土)から2017年度の夏の企画展「里山にいきる世界のいきものずかん~外来種とくらす私たち~」を開催しています。
今回の企画展では、外来種に注目します。外来種とは、人間の手によって、国内外の別の地域から持ち込まれた生き物の種のことです。普段意識されることは少ないのですが、野菜やガーデニングの花々、ペットなどの多くは外来種であり、これらの外来種は私たちの生活を豊かにしてくれます。一方で、一部の外来種は野生化し、農林漁業や生物多様性保全、生活衛生上の問題となっています。
今回は、私たちの生活と関わりが深いけれど、意外と知られていない身近な外来種の世界に触れて頂きたく、外来種に注目した企画展を開催しました。


みどころ① 多彩な生体と標本の展示

さまざまな外来種の生体や剥製・標本をその生態や導入のいきさつの解説とともに展示しています。ハクビシンやオオキンケイギクなどの、十日町でおなじみの外来種を多数紹介しています。また、アライグマやアルゼンチンアリ等、将来的に十日町に侵入する可能性のある外来種の剥製や標本も展示しております。


多種多様な外来種の剥製や標本が観察できます。


身近な外来魚の生体を観察できる水槽コーナー。


オオクチバスの生体。この2種は、生態系や水産業への深刻な影響が懸念されることから、環境省「外来生物法」の「特定外来生物」に指定されており、その飼育や移動が禁止されています。今回は環境省から許可を得て展示しています。


魚類の他、身近な外来植物の生体も展示しています。



実は外来種であるオカダンゴムシやワラジムシの観察コーナーもあります。石をめくって、彼らを探してみませんか?


もちろん今年も外国産クワガタムシ・カブトムシを多数展示しております。

みどころ② クイズコーナーと記念写真コーナー
外来種についてのいろいろを学べるクイズコーナーや、外来種になりきって記念写真を撮影できるコーナーを用意しました。

外来種クイズコーナー。全24問!難問ぞろいですよ!ぜひパネルをめくってください。

身近な外来種なりきりコーナー。ぜひお気に入りの外来種のお面をかぶったまま、地図の前にたって、記念写真をお撮りください。

みどころ③ 今年もやります「クワカブルーム」
カブトムシ・クワガタムシを観察し放題の夢空間「クワカブルーム」を今年も開設しました。ぜひ、カブトムシやノコギリクワガタを観て触って観察してください!


カブトムシもぼちぼち本調子になってきました。

なお、明日7月23日(日)までは、十日町市民の方は無料で入館いただけます。皆様のご来館を心よりお待ちしております。

 

ヤマセミ現れる

土曜日, 7月 22nd, 2017

 7月の定例探鳥会の報告

にわか雨が上がり蒸し暑い探鳥会となりました。

セミ時雨の中、キビタキやクロツグミの声を聴きながら進みました。途中で、アカショウビンの声が聞こえてきて、段々近づいてきました。姿を見ることができるか固唾をのんで待ちましたが、また声が遠のいていきました。今年はアカショウビンの声を良く聴きます。

越道川では、待望のヤマセミの姿を確認できました。今年は、越道川からいなくなったのではないかと心配していましたが、どっこいなんと住み着いていてくれたようです。

参加者:大人12人、子ども1人

探鳥会で記録した鳥 33種

オシドリ、カルガモ、キジバト、アオサギ、ホトトギス、サシバ、アカショウビン、ヤマセミ、コゲラ、オオアカゲラ、アオゲラ、サンショウクイ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ゴジュウカラ、クロツグミ、キビタキ、オオルリ、ニュウナイスズメ、スズメ、キセキレイ、カワラヒワ、イカル、ホオジロ、ノジコ
 
青字:夏鳥 アンダーライン:絶滅危惧種
 
棚田の朝もやと差し込む陽の光
 
渓流の狩人ヤマセミ(樋口撮影)
 
ホオジロ(樋口撮影)
 
カルガモ
 
日本にのみ生息するアオゲラ

 
スズメに混じっているニュウナイスズメのメス
 
探鳥会の様子
 
鳥合わせと閉会式

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撮影日:2017年7月22日