今年も味噌煮を行い、地炉の準備も整いました。

一昨日の29日の夜、10㎝ほどの今年2回目の降雪がありましたが、今朝は朝から雨で、雪がどんどん解けています。

29日の日中は、穏やかな天気で味噌煮をしました。大豆10㎏を、煉瓦で作ったかまどにかけた大鍋で、約6時間煮ました。親指と薬指で潰すことができるくらいの柔らかさに煮ることと、途中で、鍋の中で豆を踊らせないように水を差し豆を寝かせることなどを教わりました。

煉瓦のかまどに載せた大鍋で豆を煮る様子

11月30日に、温め直した煮た豆を、機械を使って潰します。

潰した豆で味噌玉を作ります。こどもも楽しそうに作っていました。

作った味噌玉は、一晩わらの上で冷やし堅くします。

軟らかく煮た豆を、稲の穂(ヌイゴ)に差し、冬のおやつにします。

地炉の干棚(へだな)に吊し乾かし、冬のこどものおやつにします。昔は、自分のおやつは自分で作ったそうです。
干棚に吊した豆

今日12月1日に、味噌玉を吊しました。稲わらを十字にして挟み、上を紐状に綯い、2つずつ合わせて結びます。

地炉の上に味噌玉を吊します。実際には煙を出すことができないので、300グラムほどの小さな味噌玉です。昔の味噌玉は、こどもの頭ほどの大きさだったそうです。豆麹ができるまで約3ヶ月ほど吊しておきます。

3月の上旬には、この味噌玉を細かく潰し、米麹もあわせて味噌に仕込みます。

今年も、12月8日(日)から地炉を開設します。この日は、正月飾りつくりのイベントがあります。お昼を地炉の大根煮やくし餅、あんぼ、甘酒などで過ごしてみませんか。

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撮影日:2013年11月29日

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