ブナの幹の模様

美人林にはまだ2m以上の積雪があるので、雪がない時期に見上げていた高さの風景が、目線の高さで観察できます。

葉っぱがある時期にはあまり注目しませんでしたが、この時期雨が降った時なんかはブナの幹の模様が目につきます。
ブナの幹に付いている斑点のようなコレ、「地衣類」といって立派な生き物なんです。

地衣類は「菌類」と「藻類」という別々の生き物が一緒に暮らしている共生体です。
菌類藻類に住み家を、藻類菌類に光合成による栄養をそれぞれ与えていて、持ちつ持たれつで生活しています。姿は地味ですが、なかなかすごいやつらです。

いろいろなタイプの地衣類がいました

白くて小型の斑点タイプ


緑で広がるタイプ


紅一点、赤い地衣類も発見

この高さは冬でも雪の中に埋まることがないので、地衣類の種類も豊富のようです。
地衣類は大気汚染の指標生物でもあるので、松之山の空気の綺麗さと関係があるのでしょうか?

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