【夏鳥がやってきた!】3月の定例探鳥会

3月26日(土)定例探鳥会報告

午前5時30分から8時30分まで キョロロの森から松口地内周回コース(約3㎞)

朝の気温4℃、積雪230㎝、参加者大人12名 確認出現種 27種 

マガモ、キジバト、アオサギ、トビ、サシバ、ノスリ、コゲラ、オオアカゲラ、アカゲラ、アオゲラ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ウグイス、エナガ、ゴジュウカラ、キバシリ、ジョウビタキ、スズメ、キセキレイ、カワラヒワ、マヒワ、ホオジロ、カシラダカ

探鳥会の開始時はどんよりとした曇り空で気温は4℃とそれほど寒くはなかった。

スノーシューをはいてキョロロの森に進んだ。歩くたびに出るスノーシューの足音が気になったが、みんなで移動してはじっとして動かず自然の音に耳を傾けた。鳥の声があちこちから聞こえてくるがこの時期の声はまだ囀りが少なく地鳴きが多い。

途中土橋でウグイスの初鳴きを聞いた。まだうまく鳴けない。只今練習中といった声だ。

小高い丘の上で上空を通過するサシバを確認する。今年の初認。

杉の梢にノスリを発見。しばらくして飛び立った。白いタカと呼ばれているようにとても白く見えた。

松口橋付近では、冬鳥のマガモの番が確認された。いつまで見られるだろうか。

道路脇では、ホオジロやカシラダカが草の実などを啄んでいる様子が見られた。

鳥以外にも季節を感じさせる観察があった。

時期としては遅い雪虫のクモガタガガンボも観察された。ウサギのオレンジ色のおしっこがあり、嗅ぐとスイカのような臭いがした。雪の上なのでとても目立った。ニホンカモシカの足跡や開花間近のブナの花芽の観察もできた。

キョロロの森に幹の直径が1mを超すブナの大木があった。このブナの大木をビックボスと呼んでいる人がいた。なかなか立派な木だった。

キツツキのドラミングが終始聞こえた春間近の探鳥会であった。

探鳥会で観察できた鳥などを紹介

マガモ(冬鳥) 樋口撮影

アオサギ 樋口撮影

近くのブナの梢に8羽前後のアオサギがコロニーを作り始めている。

ノスリ 森撮影

飛び立ったノスリ 樋口撮影

数羽の群れを作っていたコゲラ 樋口撮影

巣材を咥えて飛ぶハシボソガラス 森撮影

カラマツの枝に群れたエナガ 樋口撮影

冬鳥のジョウビタキ雄 

群れで飛んでいたカワラヒワがマツの木で休む 樋口撮影

カラマツの実を啄んでいたマヒワ 雌 樋口撮影

道路わきのホオジロ 森撮影

囀りが聞こえた冬鳥のカシラダカ

雪虫のクモガタガガンボ

ウサギの赤いおしっこ

ニホンカモシカの足跡

ビックボスと呼ばれるブナの大木

開花が間近なブナの花芽

2mを超える雪の上を歩く探鳥会参加者

鳥の声に耳を澄ます。

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