Archive for 8月 12th, 2009

虫の人気投票(春展) 結果報告

水曜日, 8月 12th, 2009

春の展示「子育てをする虫たち」展で、このようなコーナーがありました。

子育てをする虫4つの中から、一番育ててほしいと思う虫を選ぶ、というもの。対象にした虫は「オトシブミ」「ハサミムシ」「モンシデムシ」「スズメバチ」。それぞれの子育てを簡単に紹介すると、

オトシブミ:母親が子供に餌と住み家を用意。でも付き添うことはなく、子どもは産まれた時からひとり。

ハサミムシ:幼い頃は母親が付き添う。でもしばらくすると餌を求めてひとり立ちしなければいけない。

モンシデムシ:大人になるまで両親が付き添って守ってくれる。もちろん、餌ももらえる。

スズメバチ:お姉さんバチの手厚い保護のもとで育ててもらえる。餌も、そうじも、住みかもばっちり。生まれた時からにぎやか大家族。

といった感じです。さて、みなさんはどの虫に投票しますか?

今回の結果は、

1位 モンシデムシ(746票)
2位 スズメバチ(635票)
3位 ハサミムシ(570票)
4位 オトシブミ(419票)

でした。やはり、より手厚い保護をしてもらえる虫にみなさんの人気が集中したようです。特に、1位のモンシデムシは、「核家族構成」ということで一番人間の子育てに似ている気がします。それが人気の秘訣でしょうか?

さて、今回は男女別で色分けをして投票をしてもらいました。すると、男性と女性とでは、全く違う傾向が見えてきましたよ・・・!

1位 女性:モンシデムシ(520票)  男性:ハサミムシ(412票)
2位 女性:スズメバチ(449票)    男性:オトシブミ(288票)
3位 女性:ハサミムシ(158票)    男性:モンシデムシ(226票)
4位 女性:オトシブミ(131票)     男性:スズメバチ(186票)

女性はとにかく安心を、男性は早い独立を好む・・・?
おもしろい結果でした。

 

困った植物オオハンゴンソウ

水曜日, 8月 12th, 2009

最近、松之山を車で走っているとあちこちにまっ黄色の花が咲き乱れているのを目にします。

オオハンゴウソウという外来植物です。沢沿いなどの湿ったところに多く、日本の貴重な湿地に侵入して、在来植生をどんどん破壊しているので、ブラックバスなどと同様、「特定外来生物」に指定されています。元々繁殖力が強いのでしょうが、黄色くてきれいなせいか、松之山の人はこの植物を刈らないので、ますます広がってしまいます。この困った植物は、ぜひ優先的に刈ってほしいと思います。

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撮影日:2009年8月12日