Archive for 11月, 2018

こども探鳥会の報告

月曜日, 11月 12th, 2018

 平成30年11月10日土曜日午前8時から9時半まで、松之山こども野鳥の会とキョロロ共催の今年度最後のこども探鳥会が行われました。

天気 小雨 気温14℃ 参加者 大人12人、小学生7人 計19名

確認できた野鳥 16種
キジバト、トビ、コゲラ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、ツグミジョウビタキ、スズメ、カワラヒワ、イカル、ホオジロ (青字は冬鳥

あいにくの小雨交じりのお天気でしたが、野鳥は冬に向けてせっせと餌をついばんでいました。

冬鳥のツグミとジョウビタキを確認できました。

カワラヒワが食べるアキノエノコログサの実を食べてみたり、ヤマガラが食べていたブナの実を食べてみたりしました。

ホオジロが冬を間近に控えている季節に、ヤナギの梢でさえずっていました。この地域では、雪が降るほとんど見ることができなくなります。
 
カワラヒワも梢で盛んにさえずっていました。
 
雨でかすんだ遠くのスギの梢にトビを見つけました。
 
別の日に撮った飛んでいるトビの姿です。11月5日撮影
 
今回は、ニュウナイスズメの確認はできませんでした。先月10月27日の探鳥会では、スズメとニュウナイスズメが電線に大きな群れをなして止まっていました。10月27日撮影
 
スズメとニュウナイスズメの違いを見つけてください。10月27日撮影
 
右端の2羽がスズメですね。他の鳥には頬に黒い斑点’(古語で「にふ」という)が無いところから名付けられたといわれるニュウナイスズメです。ニュウナイスズメの語源には他にもあります。
 
観察会の様子その1 斉藤撮影
 
観察会の様子その2 斉藤撮影
 
キョロロの市民協働調査の一環として取り組んだ事業であります。得られた成果は冊子にして参加者や関係者にお届けします。

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撮影日:2018年11月10日

【開催報告】第24回里山学会「木育-つながる森のめぐみと子どもたち-」

土曜日, 11月 3rd, 2018

11月21日(日)に第24回里山学会をあてま森と水辺の教室ポポラ「水辺のホール」を会場に開催いたしました。今回のテーマは「木育-つながる森のめぐみと子どもたち-」とし、木育の第一人者である東京おもちゃ美術館館長の多田千尋氏より「子育て支援、産業支援としての木育の可能性 赤ちゃんからはじまる生涯木育~ウッドスタートからウッドエンドまで~」と題した基調講演をいただきました。



その後十日町市内の木育活動を展開する3団体の実践報告が行われました。

「美人林のブナ間伐材を活用した木育の取り組み」
小林誠(十日町市立里山科学館 越後松之山「森の学校」キョロロ 学芸員)
「異分野コラボで里山再生~木育プロジェクト~」
荒川茂樹(あてま森と水辺の教室ポポラ 館長)
「森からつながる親子と地域」
馬場久美子 氏(越後妻有森のようちえんノラソラ 代表)



最後に「森のめぐみと子どもたちをつなぐ『木育』の可能性」と題したパネルディスカッションを行いました。

また会場には「木育スペース」として木のおもちゃに触れ合えるスペースが設置され、子どもたちが木のおもちゃを使って楽しそうに遊んでいました。この場所は市内の「森のおくりもの」さんからご協力いただきました。

さらに気持ちの良い森の中で開始時間までの間、ピザの無料提供をポポラさんからご協力いただきました。焼き立てのピザにみなさん舌鼓を打っていました。

今回の里山学会を通して木育の必要性や地域に及ぶす効果について、日本各地の先進例や地域内での実践例をもとにご紹介していただきました。木育の重要性について理解を深める貴重な機会になりました。

 

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撮影日:2018年10月21日