もう凍み渡りの季節? 早すぎる。
木曜日, 2月 7th, 2019キョロロ付近の今朝7時ころの気象状況
天気:晴れ 気温:-4℃ 降雪深:0 積雪深:182㎝ 風弱し
夜間の放射冷却で強い冷え込みとなりました。また、昨日まで雪面が溶けて水分をたくさん含んでいたために凍み渡りができる朝となりました。2月初めの凍み渡りは滅多にありません。凍み渡りには早すぎます。異常気象のせいでしょうか。
凍み渡り:雪面が冷え込みにより凍って堅くなり、雪面を履き物のままどこまでも歩いて行くことができることです。
昨日から今朝に描けてのキョロロ付近の様子をお伝えします。
昨日の夕方近くのキョロロ付近の様子です。
夕日に浮かび上がるキョロロ富士 2月6日撮影
キョロロに沈む夕日 2月6日撮影
夕日とキョロロ駐車場 2月6日撮影
一夜明けた雪里の朝焼け
凍み渡りでの観察から
強い冷え込みによって昇華して雪面にできた表面霜(霜)
上の三つの写真のタイトルに「氷晶」という言葉を使いましたが、正しくは「霜」または、「表面霜」でした。
氷晶とは、小さな氷の結晶のことでした。氷晶が成長した結晶が集まったものが雪として降ってきます。言葉を訂正しました。
さて、ここ何日かの融雪で、表面のくぼみが日に日に変わっています。平面や斜面によってそのくぼみ方が違い、趣のある模様を見せます。
温かい湧水や水の流れががあるところは雪面が大きくくぼみます。
凍み渡りでマルバマンサクの冬芽を見つけました。
その中には、春を待ちわびるかのように花芽がほころび始めているものがありました。春の兆しを感じさせます。
今年のブナには花芽が殆ど見当たりません。
ブナの梢には、落ちないで残っている葉や殻斗(かくと:種が入っていた殻)が見られます。しかし、芽を見ると膨らんだ花芽は見当たらず、葉の芽だけのようです。昨年はブナの種が豊作の年でしたから,今年はブナの花は期待できないでしょう。
春の気配を感じさせるブナ林
今は、青空が広がっていて本当に春のような装いを感じさせています。
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撮影日:2019年2月7日