ザリガニがいる池・いない池の違いは?
金曜日, 8月 9th, 20197月のキョロロ生物部のテーマは「比べる」。
アメリカザリガニがいる池といない池で、水生生物にどのような違いがあるのかを比べました。
「外来種」という言葉は知っているけど、実際に外来種の影響ってどのくらいあるんだろう?を、予想し、調べて確認します。
キョロロ周辺のアメリカザリガニがいる池といない池で、一定時間内に採集できた生き物を比べて、どんな違いがあるのか、なぜ違いがあるのかを考え発表し合いました。
事前に仕掛けておいた罠を回収すると、ザリガニがたっぷりと捕獲されました。
ザリガニがいる池は濁っていて、水草が少ないという声も聞こえました。
ザリガニがいる池では、ミズカマキリやマツモムシ、アメンボなどの水生昆虫が見つかりました。
次はザリガニがいない池に移動して、同様の方法で生き物を採集しました。
水生昆虫の他に、たくさんの貝類や魚類などが捕獲され、ザリガニがいる池に比べて倍以上の種類の生き物が捕獲できました。
室内に戻って、結果をまとめます。
アメリカザリガニがいる池にもいない池にもいた生き物はなんだろう?
ザリガニがいない池にしかいない生き物はなんだろう?
なぜザリガニがいる池は生き物が少なかったのかな?
子どもたちからはいろいろな意見が出てきました。
今回のキョロロ生物部では、外来種がいる・いない環境で、そこに暮らす生き物を「比べる」ことに挑戦しました。
そして、アメリカザリガニは捕食者であったり、水草を切ったりすることで環境を変えることで、他の生き物たちに影響を与えているかもしれない、ということを観察を通じて考えを深めました。
次回は8月24日(土)13:00からの開催です(定員10名)。
生き物が好き、調べることが好き、地域の自然をもっと知りたい子どもたちのご参加をお待ちしています。
今後の開催日:8月24日(土)、9月28日(土)、10月26日(土)
<キョロロ生物部>
里山の生き物をどんどん「探究」するイベント『キョロロ生物部』が今年からスタートしました。里山の生き物をテーマに、予想→調べる→結論という科学的な思考を毎回体験し、楽しく里山の生き物を調べます。科学の考え方を楽しく学ぶ体験を通じて、子どもたちの「探究する力」の育成を目指します。結論はみんな違ってみんな良し◎です。